妊娠中の人や出産したばかりの人、育休を取得中の人は、今まで感じたことがなかった不安や悩みと向き合うこともありますよね。
「赤ちゃんに影響はないかな?」
「私自身の健康にとってよいのかな?」
子どもを授かることを意識すると、それまで気にならなかったような出来事や、疑問に思わなかったような問題に気を揉んでしまうこともあるでしょう。
そこで、自分自身にも、赤ちゃんの成長にも役立つ「産前産後ケア」の知識を習得してみませんか?
妊娠中の人、出産して間もない人、パートナーが妊娠・出産を控えている人などにオススメの資格講座を4つ紹介します。
目次
お腹にいるときから赤ちゃんとコミュニケーションを取ろう!「胎教アドバイザー」で胎教を学ぶ

妊娠中のことを調べている人は、「胎教」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
胎教とは、赤ちゃんとお母さんやお父さんが、赤ちゃんがお腹にいるときの段階からコミュニケーションをはかる行為のこと。
お腹の中の赤ちゃんに絵本を読み聞かせたり、音楽を聞かせたり、優しい声で話しかけたりなどの行為が該当します。
胎教を実践することで、妊婦さんの心理的な負担が軽減されたり、メンタルが穏やかになったりするメリットも期待されているようです。胎教を積極的に推進している産婦人科もあります。
そんな胎教についてくわしく知りたいならば、「胎教アドバイザー」の講座がオススメです。
講座は、現代の社会問題や脳科学など、さまざまな角度から胎教について学べる内容となっています。
「家族のきずなづくり」や「妊娠と出産」、「胎教と産後」といった科目の履修を通じ、妊婦さんの健康やパートナーとの家庭づくり、赤ちゃんの心身の健康に役立つ知識を得られるでしょう。
胎教アドバイザーのくわしい情報を知りたい人は、以下の記事もご覧ください。
赤ちゃんと自分の命をつなぐのは「食」!健康維持に欠かせない「マタニティフード」を勉強しよう

お腹の中の赤ちゃんの健康に気を使っていれば、「食」に対する関心が強くなることでしょう。
「この食事は赤ちゃんにとってよいもの? 悪いもの?」
「すくすくと健康に育ってもらうためには、どんな食事を摂るべきなんだろう」
このように、食と健康は切り離せないものですから、気になってしまうのもうなずけます。
そこで、妊娠中の食生活に関することをいちから学べる「マタニティフードアドバイザー養成講座」を受講してみては?
・母体に必要な栄養素
・妊娠中に食べたい献立
・注意が必要な食品・食材
・産後にオススメの食事
など、妊婦さんや赤ちゃんの健康維持に欠かせない知識を学べます。
講座は通信講座なので、学習は自宅でテキストを読んだり、課題を提出したりすることで修了できます。
通信講座は、自分の体調やその日の気分と相談しながら勉強できるところもオススメのポイント。
自分自身の栄養と赤ちゃんの栄養も保つ術をマスターしましょう。
マタニティフードアドバイザーの講座情報と、妊娠中に食べたいものや避けた方がよい食生活についてまとめた記事はこちらです。
ゆくゆくはほかのママをサポートする仕事もできるかも?「産後ケア」の講座で学ぶメンタルケア

産後は、産前から心身の感覚が変わったり、抱え込んでしまう事柄が増えてしまったりする可能性もあります。
自分の心身の状態を知り、産後うつなどの不調を引き起こさないためにも「産後ケア」の知識を身に着けてみてはいかがでしょうか。
・出産後の自分自身のメンタルケアのポイント
・正しい抱っこの方法
・オムツ替えの方法
・予防接種の知識
・罹患しやすい病気の知識
このように、ママたちが迎えがちな育児のさまざまな場面に対応できる知識を習得できます。
産後ケアの講座を修了し、資格を取得した人の中には、資格をほかのママのために役立てている人もいるようです。
たとえば、出産後のママと赤ちゃんがゆっくり過ごせる「産後ケアセンター」というケア施設で、助産師さんや看護師さんと連携しながら母子をサポートする仕事に就く方法があります。
フリーランスとして産後のママ向けの講座を開くことも可能です。
保育士や幼稚園教諭、チャイルドマインダーなど、保育関連の仕事をしている人はスキルアップにもなるでしょう。
リラクゼーションの業界で活躍中の人、ピラティスやヨガなどフィットネスに関わる仕事に就いている人にもオススメです。
産後ケアの知識を取り入れたメニューを展開し、出産後のママたちに寄り添うサービスを提供できるかもしれません。
「最初は自分自身のために修了したけれど、子育てが少し落ち着いたら資格を活かした仕事をしてみよう」
というふうに、今は自分のために取って、その後は別の方法で人のために活用することも可能です。
以下の記事では、産後ケアに関する資格講座や仕事の情報を解説しています。
「ベビーマッサージ」は親子の絆を深めるスキンシップ。ふれることで自分自身も癒やされよう

赤ちゃんとママやパパがスキンシップをとると、”エンドルフィン”という幸福を感じるホルモンが赤ちゃんの脳内に分泌されるといわれています。
このエンドルフィンは、赤ちゃんの健やかな成長を促すために働くホルモンです。
また、赤ちゃんの肌にふれることはママの心の癒やしにも寄与します。
赤ちゃんとふれあうことで、ママの脳には”オキシトシン”という愛情ホルモンが分泌されるのです。
オキシトシンにはママのメンタル安定に効果があるとされており、親子の絆を深めることにも役立つといわれています。
エンドルフィンやオキシトシンなど、赤ちゃんとママやパパが相互に愛情を感じ合うためには、「ベビーマッサージ」が一役買ってくれるでしょう。
ベビーマッサージのコツは、赤ちゃんの肌を優しく撫でること。オイルを使う場合もあれば、服を着たまま行う場合もあります。
やり方はひとつではないので、独学では不安がある人や本格的に学びたい人は、ベビーマッサージの講座を調べてみるとよいかもしれません。
こちらの記事では、ベビーマッサージの代表的な資格や講座を比較し、それぞれの特徴を解説しています。
思わぬ事故や病気を防止するという意味でも、きちんとした知識を身に着けておけば事前の対策もできるでしょう。
まとめ

産前産後のママ、育休中のママの心身の健康維持、そして赤ちゃんの健やかな成長に役立つ資格講座を4つ紹介しました。
ここで紹介した資格講座を通じて得られる知識はもちろん自分のためにもなりますが、大切な赤ちゃんのためにもなるものばかりです。
また、資格で勉強したことが妊娠中の経過や育児に悩む他のママたちの力になれる日もくるかもしれません。
自分自身のため、赤ちゃんのために勉強したことが、他の誰かの役に立ったら素敵ですよね。
自分自身と赤ちゃんが少しでもいきいきと健やかに毎日を過ごせるように、自分のペースで「学び」を楽しんでみてください。
女性の自宅開業にオススメの資格講座を知りたい人はこちらの記事もご覧ください。