今、毎日をより生き生きと過ごしたい女性の間で「マインドフルネス」が注目されています。
会社での業務から、職場の人間関係、自宅、育児、パートナーとの関係まで、マインドフルネスの考え方や実践方法はさまざまなシーンで活用できます。
仕事にも私生活にも応用できるマインドフルネスの知識を身につけるには、講座や資格で勉強する方法がもっとも近道。
マインドフルネスについて学びたいすべての人に、オススメの講座を4つ紹介します。
マインドフルネスは「心をラクにするエクササイズ」

そもそも「マインドフルネス」とは、端的にいえば「心をラクにするエクササイズ」です。
インターネットが発達し、日々膨大な情報量があふれる現代社会で生きる私たちは、さまざまなストレスにさらされています。
ついやってしまった仕事のミスや不透明な先行きへの不安など、なんとなく嫌なことで頭がいっぱいになっていまった経験は誰しも抱えているものでしょう。
このように、過去や未来の心配ごとに頭をかかえてしまう方も多いかもしれません。
そこで注目したいのがマインドフルネスの実践。
マインドフルネスは、「今この瞬間以外がもたらす心配ごと」からいったん離れて”今”そのものに集中するためのエクササイズです。
エクササイズの種類には呼吸法や瞑想、歩行法といったパターンがあり、実践者がいつでもどこでも取り組みやすいように工夫されているのも特徴といえます。
マインドフルネスの講師も目指せる!オススメ資格&講座4選

マインドフルネスはトップアスリートや一流企業家なども活用していることから、「自分も学んでみたい」と興味を持つ人が増えています。
そこでオススメなのが、資格講座を通じてマインドフルネスを学ぶ方法です。
マインドフルネスを教える講師になるための資格講座もあります。
マインドフルネスの講師になるために資格を取得することは必須ではありません。
しかし、専門知識や講師として必要なノウハウは、きちんと資格講座で学びたいところ。
そこで、以下にマインドフルネスを学べる講座や資格を4つまとめたので、参考にしてみてください。
マインドフルネスストレス低減法 (Mindfulness-Based Stress Reduction: MBSR)
「マインドフルネスストレス低減法」とは、マサチューセッツ大学医学大学院の教授であるジョン・カバットジン博士が考案した、ストレス緩和プログラムです。
アメリカでは、マインドフルネスの指導者になるにあたって厳しいカリキュラムを修了する必要があり、この「マインドフルネスストレス低減法」も、受講すべきカリキュラムのひとつに含まれています。受講期間は約8週間です。
日本でこのカリキュラムを受講する際は、マサチューセッツ大学医学部のマインドフルネスセンターの認定講座を選ぶことがポイントです。たとえば、MBSR 研究会や東京マインドフルネスセンターなどでは、マインドフルネスストレス低減法の講座が定期的に行われています。
興味がある方はチェックしてみてくださいね。
- MBSR 研究会の8週間MBSRプログラム
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□ 受講資格:なし
□ 受講費用:7万円(税込)
□ 受講期間:8週間
□ 学習スタイル:通学と自宅学習
マインドフルネススペシャリスト
日本能力開発推進協会(JADP)が認定元の資格です。
マインドフルネスの基礎知識が身につく資格で、比較的短期間で取得しやすいところが魅力といえます。
資格の取得方法
マインドフルネススペシャリスト資格は、協会指定の認定講座を修了し、在宅で行う試験に合格することで取得できます。
試験の実施日は自由に選べるので、仕事などでなかなか試験を受けられない人でも受験しやすいでしょう。
- マインドフルネススペシャリスト 講座概要
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□ 受験資格:日本能力開発推進協会(JADP)認定講座の修了
□ 受験費用:5,600円(税込)※講座費用は36,000円(税別)
□ 認定講座の受講期間:約3ヶ月
□ 認定講座の学習スタイル:通信
マインドフルネス認定講師制度
ストレスケアの研修やセミナーなどを行っている、株式会社サンカラが認定元の認定講師制度です。
マインドフルネスを取り入れたい企業に赴いて講座を行うなど、企業研修のプロフェッショナルを目指せるところが特徴といえます。
マインドフルネスの知識はもちろんのこと、講師としてのブランディングの方法も学びたい人におすすめです。
認定制度に合格するには
全6回におよぶマインドフルネス認定講師制度の講義を修了し、かつ別日に行われる検定に合格することで認定を受けられます。
卒業生向けの勉強会も随時行われているので、講座後も引き続きサポートを受けたい人にもぴったりです。
- マインドフルネス認定講師制度 講座概要
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□ 受講資格:なし
□ 資格認定費用:189,000円(税別)
□ 受講期間:7日間(講座6日+検定1日)
□ 学習スタイル:通学
マインドフルネス・メディテーション
40年以上もの瞑想(メディテーション)指導歴を持つデイビッド・ニックターンが日本人向けに考案した、マインドフルネスプログラムです。
100時間におよぶ理論学習と実践学習を通して、マインドフルネスの基礎知識や応用法を学びます。
プログラムの修了後には実技・筆記試験もあります。
- マインドフルネス・メディテーション 講座概要
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□ 受講資格:なし
□ 受講費用:291,600円(税込)
□ 受講期間:100時間+実技・筆記テスト
□ 学習スタイル:通学(一部のカリキュラムのみオンライン受講も可能)
マインドフルネスの知識は仕事にもプラベートにも活きる!

瞑想やヨガストレッチなど、体得したマインドフルネスの方法を駆使して「今この瞬間の自分」に集中できれば、ストレスや緊張に苦しんでいる自分を客観視できるようになります。
職場でいやなことがあっても冷静な自分を取り戻しやすくなり、プレッシャーに負けないメンタルを保ちやすくなるでしょう。
その他のメリットとしては、
集中力がアップする
アイディアが湧くなどクリエイティブな力がアップする
自分を過度に責めすぎない考え方ができる
相手の話を集中して聞けるようになるなど人間関係やコミュニケーションが円滑になる
ストレスからくる不安障害、うつ症状、胃腸障害、睡眠障害といった体調不良が起こりにくくなる
などの点があげられます。
心身のパフォーマンスがあがることで日々の充足感もアップしやすく、結果的に、自分にとって好ましい人生を送りやすくなるのがメリットです。
まとめ

マインドフルネスを取り入れることで、忙しさにまぎれてしまった自分の内なる声や体のサインに気づけるようになればもっと健康的な毎日が過ごせるかもしれません。
習得したマインドフルネスの知識や技術は、職場でも家庭でも活用することができます。もちろん、誰かの心身の健康をサポートするべく、講師になる道も手段のひとつです。
心身ともに健康的でフレッシュな生活を実現したい人は、明日からマインドフルネスについて学んでみてはいかがでしょうか。
参考サイト
日本能力開発推進協会 (JADP)「マインドフルネススペシャリスト資格 」(2018年11月23日,https://www.jadp-society.or.jp/course/mindfulness/)
マインドフルネス研修・セミナー株式会社サンカラ(人見ルミ)「マインドフルネス認定講師制度」(2018年11月23日,http://www.mindfulness-jp.com/yoga_meditation/)
MBSR研究会「8週間のMBSRプログラム」(2018年11月23日,https://www.mbsr-study-group.com/8-mbsr)
True Nature「True Nature Meditation メディテーター養成100時間プログラム」(2018年11月23日,http://truenature.jp/tnm/tnm_program/tnm_mt100.html)