子育てが一段落し、そろそろ仕事を始めたいけれど、働くなら拘束時間の少ない自宅がいい。
家事や育児と両立できる働き方を探している。
このような女性には、「自宅開業」がオススメです。
手に職をつけて独立したい人や、これから資格を取って勉強したいことがある人。
過去に資格を取るなどして、勉強したことを仕事につなげたい人にとっても、自宅開業はうってつけ。
この記事では、自宅開業に興味がある女性に向けて、開業に役立つ資格を紹介します。
あわせて自宅開業のメリット・デメリットもチェックしてくださいね。
女性にオススメの自宅開業!どんな資格がある?

自宅開業といっても、いきなり知識や経験のない分野で開業するには不安要素が大きいもの。
そこで、まずは資格を取得してから開業するのもひとつの手です。
資格を取得することで、一定の技能が身についたり、自信につながったりするのはもちろん、資格によっては取得過程で独立開業のサポートをしてくれるものもあります。
一人での開業が不安な人は、開業サポートのある資格講座を選ぶとよいでしょう。
ですが、「そもそもどんな資格があるの?」「仕事につながる資格は?」「自宅開業のメリット・デメリットはある?」という疑問が浮かぶ方もいるかも知れません。
そこで、ここからは女性の自宅開業に役立つオススメの資格を一挙に紹介します!
保育・教育に興味がある人必見!自宅が保育ルームに変身
自宅の一室を保育ルームにして子どもを預かったり、事務所を自宅にして訪問保育を行ったり。
保育に関する仕事は、自宅でもできることを知っていましたか?
チャイルドマインダー・ベビーマッサージ・幼児教室
親子で参加できるベビーマッサージ教室や幼児教育の教室などを開いて、講師として仕事をする方法もあります。
産前産後ケア
ママの心身をサポートする産前産後ケアの仕事は、子どもがいる女性であれば資格だけでなく、自身の経験を活かして働くこともできるでしょう。
子どもが好きな人や、自身の子育て経験を活かしたい人、困っているママたちを助けたい人は、保育関係の資格をチェックしてみてくださいね。
趣味を仕事に!お料理・ネイル・ハンドメイド
趣味を仕事に活かして働くことは、いまや珍しいことではありません。
せっかく好きなことや得意なこと、ずっと続けていることがあるならば、それらを収入につなげてみては?
料理・フード・食育
たとえば、料理が好きな人は食の資格を取ることで、新たな仕事が開拓できるかもしれません。
子どもに食育を教えたり、野菜や果物などを使ったオーガニック料理を広めたりなど、自宅のキッチンを使ってお料理教室を開くのもよいでしょう。
料理研究家や料理家として活動したい人は、ブログやSNSで作った料理の写真を公開したり、オリジナルレシピを投稿し続けたりすれば、料理に関連した仕事を受注できる可能性も充分あります。
ネイリスト
ネイルが好きな人にも、自宅開業はオススメ。
ネイルサロンは、美容院やリラクゼーションサロンなど、比較的大掛かりな設備が必要な施設とは違い、初期投資もそれほどかからないといわれています。
作品サンプルと最小限の器具、机、椅子があれば開業も夢ではありません。
ただし、ネイリストは技術職ですから一定の知識や経験がなければ集客は難しいかも知れません。お客さまに満足していただける施術をするためにも、資格を取得しておくことが吉です。
【無料で資料請求】ネイルに関する資格講座を探す手芸・折り紙・ハンドクラフトなどのハンドメイド
手芸、折り紙、ハンドクラフトなどのハンドメイドが趣味の人は、自宅で制作して収入を得る方法も。
近年では、手軽にネットショッピングサイトやオークション、フリーマーケットアプリなどに出品者として登録できるところが魅力です。
趣味がお金になり、作品が誰かに手に取ってもらえたらうれしいですよね。
人の心に響く作品を作りたい人や、体系的に知識を学ぶことで制作の理解を深めたい人は、資格を取ったり講座を受けたりすることがオススメです。
資格の認定協会によっては、資格を取得することで「講師」として認めてくれるところもあります。
認定協会のバックアップも受けつつ、講師として活躍することも可能です。
自宅でワークショップを開催することもできますし、近場で会場を借りて、講演会やイベントを開くこともできます。
うまくいけば手芸雑誌などで作品を掲載させてもらったり、執筆依頼のチャンスがあったりなど、世の中に発信できる可能性も。
人を癒やす仕事も自宅で!憧れのサロンオープンも叶う?
ボディケアや整体、リフレクソロジー、アロマテラピーなど、人を癒やす仕事をする人は治療院やサロンで働くイメージがある人も多いかもしれません。
しかし、これらの仕事は自宅で行うことも可能。
自宅の一室を使ったり、自宅の一部を改装したりして営業している接骨院、治療院、リラクゼーションサロンは少なくありません。
資格の認定協会では、卒業後のバックアップとして独立開業をサポートする体制を敷いているところも多いです。
そのため、開業したい人はサポート体制がある協会の資格を取得した方が、後々のことを考えると安心でしょう。
大手のエステティックサロンのフランチャイズ店舗として自宅開業する方法もあります。
使う商材や器具も指定されるケースが多いため、初心者でも迷わずに設備を整えることもできます。
大手の看板が後ろ盾となるため、お客さまに信頼してもらえる可能性も高いでしょう。
また、メンタルケアや心理セラピーの資格を取って自宅をカウンセリングルームにする道も。
PCさえあればできる!IT系の仕事で自分らしい働き方
PCひとつあれば仕事ができるのは、IT系の仕事です。
Webデザイナーやプログラマーなどが該当します。
クラウドソーシングなどを利用したり、ポートフォリオをWeb上に公開して受注したり、企業に応募したりしてクライアントと契約し、仕事を得ることが可能です。
月額契約を結んでコワーキングスペースなどの作業環境を利用している人もいますが、IT系の仕事はPCさえあれば自宅でできるので、気軽にチャレンジできる職種でしょう。
自宅開業のメリットとは?子どもがいる女性にもオススメ!

自宅開業に活かせる職種や資格を紹介してきました。
改めて、ここで自宅開業のメリットを紹介します。
家事・育児との両立がしやすい!
家庭の事情で家の仕事の多くを担当せざるを得ない女性や、子どもの世話をすることが多い女性でも、時間があれば仕事をしたい人はたくさんいることでしょう。
そんな家事・育児を頑張る女性こそ、自宅にいる時間や手の空いた時間を有効に使うことができます。開業へ向けた資格取得の勉強なども融通しやすいでしょう。
また、子どもが熱を出したときなど急なお迎えの対応が難しい職場もありますよね。
しかし、自宅で仕事をしていれば、ある程度自分で業務時間を調整できるため融通が効きます。
子ども中心にした働き方を叶えることも可能です。
パートナーが働いているなどの事情で、高齢の家族の介護を任されている人も、家族の様子を見ながら勤務できるメリットがあります。
初期費用や設備投資を抑えられる
保育ルームやサロンなど、店舗型の仕事を始めたいけれども、なるべく初期費用や設備投資を抑えたい。そんな人にも自宅開業は向いています。
賃貸で場所を借りて営業するわけではないため、家賃はかかりません。
また自宅をオフィスとするため、固定費などをある程度経費として計上できる点も強みでしょう。
IT系の仕事では、最低限パソコン一台あれば仕事ができるので、開業にかかる資金はかなり抑えられます。
好きな時間に働ける
自宅開業では、自宅が職場になるので通勤時間が発生しません。
通勤環境にストレスを抱える人にとっては、ピッタリの職場環境になります。
勤務時間も自分で好きに設定できるため、仕事の始まりも終わりも、自分の都合に合わせて調整可能です。
小回りがきく働き方ができるので、クライアントからの緊急連絡にもすぐ対応できるでしょう。
自分のペースで仕事をし、生活リズムをコントロールしたい人には、自宅開業は向いているといえます。
人間関係のストレスが減る
個人営業だったり、スタッフが自分一人しかいなかったりと、自分の意思決定を中心にできる職場環境であれば、会社の人間関係に悩まされることもなくなるでしょう。
とはいえ、クライアントやお客さまとの関係は当然あります。
また、アルバイトやアシスタントなどのスタッフを雇えば、人間関係は発生します。
しかし、上司・部下・同僚など大きな組織の中の人間関係とは無縁になりますので、ストレスは減る可能性は高いです。
組織の人間関係に振り回されるストレスをなくしたい人は、自宅開業もひとつの選択肢で
す。
一方でこんなデメリットも発生。自由度が高いからこそ気をつけて!

前述のように、自宅開業には数々のメリットがあります。
ですが、自由度が高いからこそ気をつけたいデメリットも。
セキュリティ管理は自己責任
自宅開業では通信環境も自分で整備する必要がありますが、リスクヘッジや危機管理の知識が乏しいと、不正アクセスなどの不利益を被る可能性も。
また、サロンや事務所を自宅にすると、必然的に名刺に記載する営業所が家の住所になりますので、個人情報の管理能力も問われます。
アクセス管理や個人情報の管理だけではなく、防犯対策も求められるでしょう。
女性が自宅をサロンにする場合は、安全面も考慮してお客さまは女性限定にするなど、犯罪を未然に防ぐ方法を考える必要があります。
外部との接触機会が減る
自宅で仕事をしていると、外部と接する機会が減る可能性も考えられます。
関わる人間がクライアントやお客さまのみになってしまうと、人間関係の幅が狭まってしまい、外の世界の情報が入ってきづらくなることもあるでしょう。
世の中の流れや業界のニュースなどに疎くなった結果、ビジネスのチャンスを逃してしまわないようにすることが肝心です。
下手をすれば孤独感を覚えてしまい、暗い気持ちになってしまうかもしれません。
セミナーや同業種の人たちとの交流会、イベントなどに参加し、外部との接触機会やインプットのきっかけを作るように意識してみてくださいね。
集客や受注もすべて自分で行う
ビジネスはクライアントやお客さまあってのものです。何も行動せずにいたら、ビジネスチャンスを捕まえることはできません。
マーケティングや宣伝活動、広告運用、受注のための営業活動など、自分の仕事をアピールすることが不可欠になります。集客や受注のための大事な業務です。
マーケティングやHP制作、営業などの本を読むなどして勉強し、一人でも仕事を得られる力を身につけることが肝要といえます。
オンとオフの切り替えが難しい
作業場が自宅になりますので、仕事道具などが目についてしまうと、つい気になってしまう人もいるでしょう。
クライアントから昼夜問わず連絡が入ってきたり、連絡をいつでも確認できてしまう環境にしていたりする場合は、オン・オフの切り替えが難しくなる可能性もあります。
迅速な対応ができることや、自分で営業時間を調整できるからこそ、
「●●時からは連絡がきてもメールを見ない」
「仕事が終わったら決めた場所に道具をしまう」
など、ストレスを感じないようにする工夫が大切です。
まとめ

メリット・デメリットもありますが、手軽に独立起業にチャレンジできるのが自宅開業の魅力。
・自分の性格や希望に合った働き方がしたい人
・子どもとの時間を大切にしたい女性
・仕事以外のことにも専念できる環境や生活リズムを作って働きたい人
このような人は、自宅開業を検討してみては?
手始めに資格の取得を目標にしてみると、開業スタートの気持ちも固まるかもしれません。