食育資格を活かせる!保育所で重視される「食育」の取り組みとは

食育とは、「食」を通じて健全な心身と豊かな人間性を育むこと。厚生労働省は、食育を家庭だけではなく保育所や幼稚園そして地域が一体となって行うよう呼びかけており、食育に力を入れている施設や自治体も数多くあります。そこで今回は、保育所が行っている食育の取り組みをご紹介します。保育・教育現場で働く方、食育を学びたい方、子育て中の方はぜひご覧ください。

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保育所と自治体で行う食育体験

保育所と自治体で行う食育
保育所の食育では、家庭では味わえない「食」の体験が可能です。講師を招いて話を聞くだけではなく、収穫体験や調理体験などの多彩な体験をすることで、子どもたちに食に対する興味や関心を持たせ、食べることを楽しめるよう配慮されています。そしてその場では、食育に関する知識を備えた方・食育の資格を持っている方が活躍しています。1つ例を見てみましょう。

公立保育所で「だし」の大切さ学ぶ食育体験
2月13日、公立保育所(粟ノ保、余喜、西北台)で「だし」の大切さを知ってもらおうと、食育体験と講話が行われました。子ども食育応援団「あら鵜」(柳田町)の山口拓男さん、食育コーディネーターの橋本廣子さん、宮崎禮子さんが講師となり、和食の基本である「だし」のとり方のデモンストレーションやすまし汁の試飲などを体験しました。
◆引用元:羽咋市

家庭で出汁(だし)をとる機会は多いでしょう。それでも、子どもに昆布や鰹節などの素材の説明をしながら、出汁をとる様子や大切さを伝える機会は貴重ではないでしょうか。このように、自治体のバックアップを受けたり独自の取り組みをしたりすることで、普段の食生活に密着した食材や調理体験を中心に、多彩なプログラムを実施する保育所・幼稚園も。

保育所の毎日の食生活にある「食育」要素

保育所の日々の食事にある食育要素
保育所の食育で大切なことは、子どもたちに「食べること=楽しい!」と知ってもらい、集団生活の中ならではの食習慣や、食文化に親しんでもらうこと。そのため保育所では、四季折々の旬の食材を使った食事や、伝統食、そしてイベント食の提供を行っています。

完全給食

保育所の多くは、完全給食を実施しています。調理室を保有し、園内で業者や自社の社員が調理を行っている施設も多くあります。四季折々の旬の食材を取り入れるほか、園によっては産地の情報を公開したり、毎日の献立を園内の見やすい場所にサンプル提示することも。
保育所には0歳~小学校入学前まで発達段階が違う子どもたちがいるので、月齢や年齢に配慮した食材や、年齢にあった食べやすい大きさ、柔らかさにも配慮をしています。

行事食・イベント食

こどもの日が近づいたら柏餅、ハロウィンにはカボチャ料理、クリスマスにはケーキなど、行事やイベントで特別なメニューを提供している保育所。日本だけでなく海外の食も取り入れることで、子どもたちに多彩な食文化に触れてもらうと共に、行事やイベントと食事をリンクさせて、その両方の楽しさを体験してもらいます。

アレルギー対応

完全給食を実施している園では、アレルギー対応を行っているケースが多くあります。除去食を行うためには、医師の診断が必要になるケースがほとんど。食事だけではなくおやつもアレルギー対応をしてくれるので、食物アレルギーを持つ子を持つ親も安心して園に通わせることができます。

親子クッキング

保育所での食育 親子クッキング

食材を見て触って!興味関心を育む

子どもに料理を手伝ってもらう家庭も少なくないと思いますが、お友達と一緒の場で親子で料理を楽しむことで、調理の楽しさや達成感そして食材への興味関心を育むことが大切。親子クッキングでは、栄養士や食育講師を講師に、おやつや食事作りを行います。パン・ピザ・餃子など、手で直に材料を触ることで食材や調理への関心を湧き起こすメニューを取り入れる園も。

伝統食・伝統文化に親しむ

親子クッキングでは、「餅つき」など、季節の行事と組み合わせて地域の方々が先生として参加してくれることもあります。伝統的な行事を体験し、調理するだけではなく、地域の方々とコミュニケーションを取り、行事の意味を学ぶことができます。これも保育所ならではですよね。季節行事と食育の掛け合わせは、子どもが伝統食・伝統文化に親しめる有意義な時間になります。

農作業体験

保育所での食育 農作業体験
保育所ではしばしば農作業体験も行われます。収穫を楽しむだけではなく種蒔きや苗植えとセットにしたり、途中で成長の様子を確認したりすることで、作物が育つ様子を間近で見ることができます。

園児がサツマイモ苗植え「収穫楽しみ」
6月9日(火)、大津緑洋高校日置校舎の農場で、日置保育園の園児がサツマイモの苗植えを体験しました。これは、開かれた農場づくりに取り組む同校 が、学校開放の一環として毎年行っているものです。この日は、生物生産課で作物の科目を学ぶ3年生13人が指導を行い、参加した約30人の園児は、植え方 を習いながら苗植えに挑戦しました。 11月上旬頃には、この農場で収穫体験を行い、とれたサツマイモは保育園や家庭で味わうとのことで、園児らは今から収穫を楽しみにしていました。
◆引用元:長門市

農作業体験では、土や種・苗に直接触れて農作業を体験できるだけではなく、田畑の役割を知り、農作物に対する興味関心を刺激します。「自分で収穫した野菜だから」「野菜にも命があるから」と、子どもたちの好き嫌いや食べ残しが改善することも多く、食育としてとても意義深いものです。

保育所・幼稚園は、食育の知識が存分に活かせる場!

保育士・幼稚園教諭・栄養士さん、食育の資格取得を!

保育・教育現場の方はぜひ「食育」の習得を!

これまで見てきたとおり、保育所や幼稚園では、自治体や地域と協力して積極的に食育を取り入れています。こうした背景から、保育・教育現場で働いている保育士幼稚園教諭栄養士の方々にとって、食育の知識を深めることはとてもオススメです。

乳幼児期の食習慣が一生の「食」を決める

乳幼児にとって「食事」は、単なるエネルギー補給ではありません。離乳食後から小学校に入るまで、0歳~6歳までの間の食生活でその子の食の一生が決まるとも言われます。保育所や幼稚園にいる子どもたちへの食事は、食べ物の味を覚え、食事を楽しいもの・大切なものと認識させることで、将来の食習慣を形成する重要な意義があるのです。保育・教育現場で働く方が、食育の知識を体系的に学び、資格取得までしておくことで、保護者からの食事に関する悩み・質問・相談にも自信をもって答えられるでしょう。

その他の幼児・子ども向け食育資格

食育資格は、目的・学べる範囲などによってたくさんの資格があります。
あなたにピッタリの資格講座を探してみてくださいね。

幼児食 とは 食べ始め 時期 注意点 大切なポイント

幼児食とはどんな食事?離乳食から移るのに適した時期は?

2018年7月31日

おわりに

保育所での食育まとめ
保育所で重視されている食育の取り組みについてご紹介しました。食育への認知度や関心は高まっており、食育に関する資格は数多くあります。先述のように、保育・教育現場で子どもの成長を促す仕事の方はもちろん、子育て中の主婦の方、これから「食」に関わる仕事をしたい方、自分の食生活を見直したい方などにも、食育の知識は役立ちます。食べることは生きること。食育に興味をお持ちの方は、ぜひ資格取得を目指してみてください。
食育・幼児食の資格講座は、ウーモアにも掲載されています。以下より「食育・幼児食講座」の詳細が確認でき、無料で資料請求もできます。

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参考サイト

たかね保育園「給食について」(2016年7月13日,http://hoiku.takane.ed.jp/about/about2.html)

社会福祉法人 陽光福祉会 太陽の子保育園「食育への取り組み」(2016年7月13日,http://taiyonoko.sunshine.ed.jp/shokuiku/torikumi/)

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