現代社会ではストレスを感じている人や肩こり、足の疲れに悩まされる人が多く、「癒し」を求めている人が少なくありません。リフレクソロジストは、足裏への施術を通して、心身の不調の改善を図るとともに、「癒し」を与える仕事です。そんなリフレクソロジストとはどういった仕事か、また、給料や年収、収入形態などについてまとめました。
リフレクソロジストとは

リフレクソロジストの仕事内容や働く場、リフレクソロジストになるための方法について解説していきます。
リフレクソロジストの仕事とは
リフレクソロジストは、リフレクソロジーという民間療法の施術を行い、心身の不調を整えます。リフレクソロジーとは、足の裏にある身体の部位に反射するツボを手や指で刺激し、血行不良を改善して、新陳代謝を活発にすることで、体調を改善する効果が期待できるとされるものです。リフレクソロジーには、英国式と台湾式があります。リフレクソロジストは施術の際に足裏の状態から、身体で不調の出ている箇所を把握し、生活面でのアドバイスも行っています。
また、リフレクソロジーサロンなどでは、フロントでの電話対応や受付などの業務もリフレクソロジストの仕事とされることが多いです。
リフレクソロジストの働く場
主にリフレクソロジストが働いているのは、リフレクソロジーの施術を専門に行う「リフレクソロジーサロン」です。全国展開しているサロンから個人経営のサロンまで規模は様々です。
リフレクソロジー専門のサロン以外では、「マッサージサロン」や「エスティックサロン」などリフレクソロジーのサービスを提供するサロンで活躍の場があります。また、ホテルのリラクゼーション施設で働くリフレクソロジストもいます。
また、リフレクソロジストは自らサロンをオープンして、独立開業することもできる仕事です。
リフレクソロジストになるには
リフレクソロジーは民間療法ですので、リフレクソロジストになる公的な資格はありません。しかし、リフレクソロジストになるために、養成スクールまたは、通信講座でリフレクソロジーの理論や実技を学んで民間資格を取得する人が多いです。養成スクールの中には、リフレクソロジーサロン直営のスクールや、エステをアロマとともにリフレクソロジーまで幅広く学ぶといったスクールもみられます。また、大手のリフレクソロジーサロンによっては、アルバイトとして働きながら、研修によって技術を身につけていくことが可能です。
リフレクソロジストの収入

リフレクソロジストの年収のボリュームゾーンは200~400万円ほどです。正社員、パートやアルバイトとして雇用されるほか、業務委託となるという形態をとるサロンもあり、収入に違いがあります。
リフレクソロジストの給与の相場は、正社員として働く場合には月収20万円ほどです。スクールや通信講座などで学んだ経験のない場合には、アルバイトからのスタートとなりますので、月収は10万円くらいです。個人経営のサロンよりも、大手のリフレクソロジーサロンの方が給与水準が高い傾向です。また、都市部のサロンの方が、リフレクソロジーへの需要が高いため、収入も多くなります。
業務委託の場合は、施術した顧客の数によって収入が大きく変わります。経験の浅い人は指名を取りにくいこともあり、経験を積んだ人に向いた就業形態といえます。
リフレクソロジストの給料をあげるために

リフレクソロジストとして、給料を上げる近道は「指名を増やすこと」です。正社員として働く場合には、「指名料」や「インセンティブ」が基本給にプラスされることが多く、指名の獲得が給料に直結します。また、基本給のアップにもつながっていきます。業務委託の場合は、売り上げの50%程度が自分の収入になりますので、担当する顧客を増やすことは収入のアップにそのまま反映するのです。
多くの指名を獲得するためには、初めの顧客であっても身体の状態やニーズを把握し、適切な施術を提供することで、リピーターになってもらうことが大切です。サービス業としての心構えを持って、顧客に接していくことが求められます。また、リフレクソロジーの技術は進歩していきますので、最新の技術を学んだ身につけていく向上心も必要です。
高収入のリフレクソロジストとは

リフレクソロジストとして高収入を得るための方法は、大きく分けて3つあります。
大手リフレクソロジーサロンで役職を目指す
給与水準の高い大手のリフレクソロジーサロンやマッサージサロンなどに就職したうえで、店長など役職を目指すことです。多くの支店を抱えるリフレクソロジーサロンなどでは、人事制度が確立されていることが多く、指名数や経験年数によって基本給自体も上がっていくことが一般的です。また、個人経営のサロンと違い、異動や昇進がありますので、チーフや店長などの役職を目指すことができます。
業務委託の形態で働く
リフレクソロジストとしての経験が豊富で、多くの指名を獲得できる場合は、正社員として働くよりも、業務委託の方が稼げることがあります。ただし、業務委託では担当する顧客が少なければ、一般的に正社員として働くよりも低賃金となり、個人事業主のため、安定した雇用形態とはいえません。
独立開業する
リフレクソロジーサロンなどで経験を積んだ後、独立して自分のサロンを持つのも高収入を得るための手段です。独立開業には資金を要するため、リスクもありますが、集客に成功すれば、スタッフを雇って2号店、3号店をオープンすることで大きく稼ぐことができる可能性があります。自宅の立地条件によっては、一室をサロンとしてオープンすることも選択肢の一つです。
リフレクソロジーの技術もさることながら、出店エリアの入念なマーケティングが肝となります。
まとめ

リフレクソロジストには一定の求人があり、スクールや通信講座でリフレクソロジーに関する知識や技術を身につけることで、比較的仕事に直結しやすいです。リフレクソロジストは低収入といわれることもありますが、技術を身につけて、働き方を考えることで、収入のアップを目指せる仕事です。また、癒しを求める人は多く、リフレクソロジストに対する需要は今後も続くことが想定されます。
ウーモアではリフレクソロジストに関する資格講座を掲載しています。詳細は以下より確認でき、無料で資料請求できます。
参考サイト
http://www.jrec-jp.com/reflexology/
http://toranet.jp/contents/job/zukan/beauty/608/
https://www.queensway-group.jp/school.html
http://careergarden.jp/reflexologist/