まだまだ試験まで日があると思っていた保育士試験も目の前に迫り、直前になって焦り始めていませんか?どんなに勉強をしっかり進めてきていても、試験日が近づくと緊張するものです。そこで今回は、直前対策方法や本番前にすべき準備から当日の流れまで、試験前に知っておきたい情報をご紹介します。
保育士試験直前でもまだまだ間に合う、直前対策講座もまとめているので上手に活用しながら、自信をもって本番を迎えられるようにしましょう!
保育士試験の直前対策
保育士試験は筆記8教科9科目、実技3科目中2科目とどちらも科目数がいくつもある試験のため、準備にも時間がかかるものです。
直前だけの勉強ですべてを網羅するのは難しいですが、試験本番直前にもできることはあります。保育士試験の直前対策としてご紹介するのは、以下の4つの方法です。
1.保育士試験の模擬試験を受ける
スクールによっては、別途料金がかかるケースも多いですが、模擬試験を本番直前に行っているところもあります。模擬試験だけを受けることも可能なこともあるので、受けたい方は、各模擬試験の情報をチェックしてみましょう。また、予想模試本を購入して自宅で対策することも可能です。
模擬試験を受けることで、本番の緊張感も薄れ、場馴れすることもできます。「どの部分の勉強が足りないのか」「あいまいに記憶しているところはないのか」をチェックして、追い込み勉強に向かうための土台として利用するのも一手です。
- 保育士試験模擬試験例
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□ キャリア・ステーション:一般受験可。Web受験有。
□ 保育士試験、無料オリジナル予想問題集|保育士サポート.com:Web受験のみ。誰でも受験可能。
□ 書籍:2016年版 U-CANの保育士 直前予想模試 (ユーキャンの資格試験シリーズ)
2.過去問を解く
どこかへ模擬試験を受けに行く時間はないが、疑似試験体験をしたいという人にオススメなのが、過去問を解くことです。ここまであえて過去問には手を触れずに勉強を進めていく必要はありますが、時間を計って解くことで、自宅にいながら試験本番の雰囲気を味わうことができます。
Web上で過去問をカンタンに解くことができるサイトも出てきています。残されている時間やどんな過去問の解き方をしたいか、に合わせて過去問の解き方を選択するようにしましょう。
3.しばらく勉強していなかった分野をおさらいする
とくに筆記試験は、8教科9科目あるため、「初めの頃に勉強した科目のことを本番直前には忘れてしまっている……」ということも起こりがちです。もう一度勉強した内容を見返しておくなど、全体のチェックをするように心がけましょう。
おさらいの方法は、「再度問題集を解いてみる」「読み込んだ教材をもう一度読み直す」などそれでまでの勉強方法に合わせて行うと効果的です。過去問を解いたり、模擬試験を受けたりする前におさらいができていると、より本番に向けて力をつけることができます。
4.直前対策講座を受講する
保育士試験の本番直前には「直前対策講座」を開講するスクールもあり、それまでは自己学習で進めてきた人も直前だけは講座を受講するというケースも見られます。講座を受けることで安心し、自信をもって本番に臨むことができそう、という方に向いている対策方法です。
直前対策講座はいくつかあるので、この後詳しくご紹介します。
5.保育士試験の直前対策講座
保育士試験の直前対策講座は、スクールによって受講生のみに開かれているものから、自己学習者や別のスクールで学んでいる人でも受けられるものまでさまざまです。通学も通信もどちらもあるので、予定や勉強スタイルに合わせて選ぶようにしましょう。
キャリア・ステーション
受講に必要な条件(受験資格):キャリア・ステーションの受講生であること。
受講費用:保育士総合講座受講料金300,000円(税抜)/インターネット受講利用料金14,000円(税抜)
学習スタイル:通学も通信(インターネット動画講座)もあり。
ライセンス学院
受講に必要な条件(受験資格):受講生も一般も可。
受講費用:全9回分・受講生30,000円/一般40,000円
受講期間:5日間
学習スタイル:通学/別途模擬試験あり
ココキャリ・アカデミー
受講に必要な条件(受験資格):受講生も一般も可。
受講費用:1科目11,000円
受講期間:1科目Ⅰ・Ⅱ各2時間
学習スタイル:通学(少人数制クラス)/別途模擬試験あり
保育士試験に必要な準備
保育士試験の筆記試験本番で必要なものは、「当日机の上に出す必須の持ち物」と「持っていったほうがよいもの」の2種類あります。携帯電話・スマートフォン等は、受験中は電源オフにしましょう。できれば会場内に入るときに電源を切っておくと「うっかり切り忘れてしまった」ということもなく安心です。
当日机の上に出す必須の持ち物
受験票
HB〜Bの鉛筆またはシャープペンシル
(ボールペンでのマークシートへの記入は0点扱いになるため注意しましょう。)
消しゴム
腕時計
(アラームなど音の出ないもので、置時計は不可。腕時計式電子機器も不可。)
持っていったほうがよいもの
昼食
(ゴミは持ち帰ること)
飲み物
(試験中は飲食禁止)
カーディガンなど脱ぎ着して温度を調整できるもの
(空調が効かない、効きすぎている可能性があるため)
最後に見ておきたい教材や問題集など
(本番中はカバン内にしっかりしまっておくこと)
実技試験の場合には、筆記試験とは異なる持ち物や注意点が必要な場合があります。
音楽表現
楽譜の持ち込み可
ギターはアコースティックギターのみ、カポタストは可。
アコーディオンは独創用のみ。
造形表現
鉛筆またはシャープペンシル(HB〜2B)
色鉛筆
(12〜24色程度で水溶性色鉛筆も可。ただし水分の塗布は不可。クレヨン・パス・マーカーペン等色鉛筆以外の使用は不可。)
消しゴム
腕時計
(注意点は筆記試験と同様)
言語表現
絵本、小道具の使用は一切禁止。
筆記、実技それぞれに注意点があり、実技はとくに受ける科目によって持ち物にも違いがあるため、気をつけて準備するようにしましょう。
保育士試験当日の流れ
保育士試験当日は、必要な持ち物をもって余裕をもって指定された保育士試験会場へ向かいましょう。たとえ、交通障害等による遅延が発生した場合でも、遅刻と見なされてしまいます。万が一のことが起こっても時間までに到着ができるよう、かなり余裕をもった時間に行動をするのがオススメです。
会場に着き、座るべきイスを見つけたら、なるべく落ち着いて行動し、トイレへ行くなどして試験が始まるのを静かに待ちます。筆記試験は2日間あり、8教科9科目すべてを受ける場合、両日ともに10時〜10時半頃からスタートし16時半頃に終了する予定となっています。
会場で勉強の見直しはできる?
科目と科目の間は30分空くため、その間に最後のチェックをすることも可能です。解答用紙を回収する時間や次の試験開始10分前には入室していなければならないことも考えると15分程度しか時間は取れないと考えておくとよさそうです。お昼は科目間の間が1時間取られているため、会場内に持ち込んだものをサッと食べて午後の試験の準備をするようにしましょう。
同伴者(子ども含む)の控室はなし
試験会場には同伴者の控室はないため、お子さまやご家族を連れての入場はできないと考えておきましょう。絶対に一緒に入ってはいけないという規定はありませんが、他の受験者の方のことも考えると、どうしても理由がある場合には、会場近くで待機していてもらえる場所を探しておくのが懸命です。
まとめ
どんなにしっかり勉強していても、直前になれば緊張するものです。そんなときには、保育士試験の本番にできる直前対策を知っているだけで、残りわずかな時間も有効に活用することができます。
当日の流れや準備すべきものを把握しておくことで安心することもできるため、本番が目の前に迫ってきたら一度落ち着いて、前日〜当日のことをイメージしてみる時間をもってみましょう。
直前対策も取り入れて、保育士試験合格を目指して、勉強頑張ってくださいね。
保育士試験の直前対策を始めの保育士資格講座はウーモアでも掲載しています。以下から詳細を確認でき、無料で資料請求もできます。
▼ 保育士試験の全体像についてはこちら ▼
参考サイト
全国保育士養成協議会「過去の試験問題」(2016年10月7日,https://hoyokyo.or.jp/exam/pasttest/)
キャリア・ステーションストア(2016年10月7日,https://e-cs.jp/)
全国保育士養成協議会「平成28年保育士試験 受験の手引き」(2016年10月7日,http://www.hoyokyo.or.jp/files/h28_guidance.pdf)
キャリア・ステーション「インターネット受講 利用申込み」(2016年10月7日,https://www.career-station.co.jp/community/signup/)
キャリア・ステーション「筆記直前対策講座(H28前期)」(2016年10月7日,https://www.career-station.co.jp/community/video/course11/)
ライセンス学院「筆記試験直前対策講座のご案内」(2016年10月7日,http://www.cbcorp.co.jp/event/140328/kanto.html)
ココキャリ・アカデミー「筆記直前★対策講座」(2016年10月7日,http://hoiku-school.com/lessons/hikki)
参考書籍
2016年版 U-CANの保育士 直前予想模試 (ユーキャンの資格試験シリーズ)
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