健康維持に欠かせない「フットケア」の資格について

「フットケア」と聞くと足を清潔に保ったり、角質を除去したり、ネイルケアをしたりと美容的なイメージをされる方が多いと思います。しかしフットケアは、美容のためだけでなく、医療ケアの一つとして位置づけられ、健康の維持・病気の予防・治療にも関わる大切な役割を果たします。
今回は、フットケアの重要さと、知識・技術を取り入れるための3種類の資格の取得方法や費用についてご紹介します。

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なぜ「フットケア」が大切なのか

なぜ「フットケア」が大切なのか
足は体を支える重要な部分です。いつまでも健やかな足を保ち、自分の足で歩くということは、自立して生活するためにも欠かせません。
フットケアは足を健やかに保つだけでなく、足元のトラブルを早期発見し、解消することもできます。
例えば、親指が曲がる外反拇趾は、正しい処置を行わないで放置していると、歩行が困難になる場合があります。外反拇趾は高いヒールを履く女性や高齢者に多くみられる病気です。一方、水虫や巻き爪などは高齢者が放置しやすい病気です。
さらに、リウマチ患者の場合は足先が変形したり、糖尿病患者の場合は足が壊疽(えそ:腐ること)したりすることがあります。
外反拇趾、水虫、巻き爪、足先の変形や壊疽などは気づきにくいのですが、早期に発見することで症状の悪化を防ぐことができます。

【参考サイト】
水虫は油断禁物 | 感染症 | お役立ち情報 | 株式会社 東邦微生物病研究所
白癬(水虫・たむしなど) Q16 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
日本足の外科学会
国立病院機構 京都医療センター

フットケアの資格では、足元の病気全般に関する知識、足の状態に合った爪の切り方、足を健康に保つためのケア方法に関する知識・技術を習得することができます。これによって、自分自身、家族はもちろん、患者やお客などの足の状態を観察し、正しい指導を行うことができます。
それではフットケアに関する知識・技術を身につけることのできる3つの資格について説明していきます。

フットケアの資格1:フットケア指導士

フットケア指導士の資格は、日本フットケア学会によって作られた資格です。医療従事者にフットケアの専門知識と技術を身につけてもらうことで、患者の足の障害を予防・ケア・フォローアップするのが主な目的です。
フットケア指導士の認定を得るためには、6時間の認定セミナー(1日)に参加し、年1回開催される認定試験に合格する必要があります。資格取得後は5年毎の更新が必要で、その際には70単位の履修が求められます。
フットケア指導士に求められる知識・技術としては、「フットケアを必要とする病態全般に関する基礎知識」「フットケアに関する専門知識」「フットケアに関する実技技術」の3つがあげられます。
また、フットケア指導士の認定試験の受験条件は以下の通りです。

以下の項目を全て満たしていること
・日本国における医師、看護師、准看護師、理学療法士、臨床検査技師、義肢装具士、臨床工学技士、介護福祉士、薬剤師、作業療法士、栄養士のいずれかの国家資格を有していること(都道府県知事の認める准看護師も含む)。
・上記資格取得後、3年以上の実務経験を有すること。
・フットケアの実務経験を有すること。
・フットケア指導士認定セミナーを受講していること(認定セミナーの有効期限は2年間)。
・日本フットケア学会の学会員であること。
※上記資格以外の国家資格保持者で受験希望者は医療/福祉におけるフットケアの実務経験を記した書面と共に事務局へ郵送で確認を取ること。
◆引用元:日本フットケア学会 フットケア指導士認定について

フットケア指導士の認定試験概要
□ 受講に必要な条件(受験資格):医師、看護師、准看護師、理学療法士、臨床検査技師、義肢装具士、臨床工学技士、介護福祉士、薬剤師、作業療法士、栄養士
□ 受講費用:10,000円
□ 受講期間:1日
□ 学習スタイル:通学
□ 取得できる資格名:フットケア指導士

また5年毎の更新で必要な単位は、以下の方法などで取得することができます。
・日本フットケア学会が開催する学術集会や学会セミナーへ参加する
・学会誌へのフットケアに関する論文を掲載する
・フットケア指導士対象の実習・交流会に参加する
・関連学会で参加・発表する

フットケアの資格2:メディカルフットケア

メディカルフットケアの資格は、メディカルフットケア機器などを製造販売や、メディカルフットケアスクール・サロンを運営する、株式会社リフレプロジャパンが認定している資格です。この資格は、看護師・鍼灸師・柔道整復師を対象にしており、3級・2級・1級の3つのランクがあります。
メディカルフットケアの資格取得には、指定の講義に参加して、終了後の検定試験(筆記・実技)に合格する必要があります。
資格の詳細は以下の通りです。

3級 2級 1級
対象 看護師・鍼灸師・柔道整復師 3級資格保持者 3級・2級資格保持者
目的 フットケアの基本知識と技術の習得 フットケアマシーンを用いた、爪の整形やケアなど実技中心のプログラム。
老人ホームでの実習もあり。
うおのめ・タコ・角質の除去など高度な技術を身につける
講義内容 座学
・メディカルフットケアの歴史・概論
・解剖学
・足の病理学
・皮膚学
・皮膚の病理学
・衛生学
実技
・メディカルフットケアデモンストレーション
・正しい爪の切り方
・ファイルのかけ方
実技
・ゲレート(フットケアマシーン)
 オペレーション
・爪の整形
・肥厚爪のケア
・老人ホーム実習
座学
・皮膚の病理学
実技
・フットケアマシーンを使ったうおのめ、タコのケア
受講料 120,000円(税抜) 150,000円(税抜) 200,000円(税抜)

フットケアの資格3:フスフレーゲマイスター

フスフレーゲマイスターとは「足に関する技術者」を示します。2017年2月現在、日本で唯一公認機関であるNPO法人フスフレーゲマイスター協会がフスフレーゲマイスターの資格を認定します。
認定資格は「アドバイザー」「マスター・ジュニア」「マスター・プロ」「マイスター」の4つのランクに分かれています。
フスフレーゲの技術は、医療分野では医師・看護師・介護士・マッサージ師・ヘルパーなどが、美容分野ではネイリストやエステティシャン、アロマテラピストなどが学んでいます。

資格認定の流れは以下の通りです。

指定カリキュラムを受講

 ↓

認定試験を受験

 ↓

・理論講座合格:アドバイザー認定
・理論・技術講座合格:マスター認定

 ↓

NPO法人フスフレーゲマイスター(JFM)協会入会

 ↓

マスター認定後、1年以上の実務経験・20症例のカルテ提出

 ↓

マイスター認定試験受験

 ↓

マイスター認定

認定資格とできること

それぞれ以下の通りとなっています。

アドバイザー
・友達や家族に施術が可能
・会員価格で講座を受講
・協会への技術の質問に無料で答えてもらえる
マスター・ジュニア
アドバイザーが持つ資格・特典に加えて、以下が追加となります。
・お客様に施術可能
・JFM協会認定校として登録される
・お店やサロンを持っている場合、スクールマークやJFM協会マークを無料で使用できる
・近隣のお客様を紹介してもらえる
マスター・プロ
マスター・ジュニアが持つ資格・特典に加えて、以下が追加となります。
・協会認定校としてプライマリー講座を開講できる
マイスター
マスター・プロが持つ資格・特典に加えて、以下が追加となります。
・JFM協会に講師登録ができる
・プライマリー講座と認定上級講座を開講できる

尚、NPO法人フスフレーゲマイスター協会の入会費は、資格認定会員の場合は入会金10,000円、年会費6,000円です。資格取得にかかる費用や期間については、以下よりフスフレーゲマイスター協会に直接問い合わせてみましょう。
フスフレーゲ認定試験について NPO法人 フスフレーゲマイスター協会

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おわりに

「フットケア」の資格
高齢化社会が進む日本では、今後もフットケアの関心は高まっていくことが予想されます。フットケアの資格は、医療従事者だけではなく美容関連の従事者も取得できるものもあるので、一度取得を検討してみてはいかがでしょうか。
国家資格を保持している医療従事者にとってはさらなるキャリアアップに適した資格といえます。
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参考URL

http://www.jsfootcare.org/ja/authorization/
http://www.reflepro.co.jp/school/school_child02/http://www.reflepro.co.jp/school/school_child02/http://www.reflepro.co.jp/school/school_child02/
http://www.npo-jfm.org/
http://www.toholab.co.jp/info/archive/2338/
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa10/q16.html
https://www.jssf.jp/pdf/pamph_riumati_reg.pdf
http://www.hosp.go.jp/~kyotolan/html/guide/medicalinfo/footcenter/description.html
http://www.npo-jfm.org/

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