安心安全にスポーツを楽しむ、障がい者スポーツ指導者とは

障がい者スポーツ指導者 なるには? 障がい者スポーツ指導者 資格 講座

1964年に開催された東京パラリンピックをきっかけに、日本においても障がいのある方々のスポーツ振興が広がり始めました。

その後、周囲からの理解の深まりや医療の進歩によって、障がい者の方々がスポーツへ参加する機会が増えるとともに、参加する目的も多様化しています。

そこで、障がいのある方とともに安心安全にスポーツを楽しむための、障がい者スポーツ指導者に関する資格についてまとめました。

障がい者スポーツに関わる資格の種類

スポーツ
公益財団法人日本障がい者スポーツ協会では、障がい者スポーツの普及・発展と、その魅力を伝えるために、指導者認定制度を導入しています。
認定者は、障がい者にスポーツの指導を行うことはもちろん、障がい者スポーツをさまざまな地域で安全に導入・活用してもらうといった役割も担っています。

障がい者スポーツに関わる資格の種類

障がいの者のニーズが多様化するなかで、障がい者スポーツに関わる資格も増えてきました。
2016年時点では、下記4つの資格に分かれています。

障がい者スポーツ指導員(初級・中級・上級)

障がい者スポーツコーチ

障がい者スポーツトレーナー

障がい者スポーツ医

それぞれが得意とする分野や、知識の幅が異なる障がい者スポーツ指導者について、詳しく見てみましょう。

障がい者スポーツ指導者なるためには

指導者

初級障がい者スポーツ指導員

初級障がい者スポーツ指導員概要
□ 受講に必要な条件(受験資格):医師、看護師、准看護師、理学療法士、臨床検査技師、義肢装具士、臨床工学技士、介護福祉士、薬剤師、作業療法士、栄養士
□ 受講に必要な条件(受験資格):受講年度の4月1日時点で18歳以上であること
□ 受講費用:実施団体による(申請・認定料 5,500円 登録料 3,800円 テキスト代など別途有)
□ 受講科目:福祉、医療・体育学・障がい者スポーツ、実技・実習(計18時間以上)

初級指導者は、主にスポーツを始めたばかりの障がい者に対して支援を行います。

スポーツに参加することでの楽しさや喜び、達成感などを重視し、サポートすることが主な役目です。
また、障がいの基本内容を理解していることも大切です。

実技においては、スポーツを導入するために必要な基本技術や知識を身につけていると共に、健康や安全を的確に管理できることが求められます。

さらに、地域で行われている大会や行事に参加するなど、指導員で組織される団体の事業にも積極的に参加し、障がい者スポーツの地域振興も支えていくことが期待されています。
受験資格は年齢制限のみのため、初級は比較的挑戦しやすい資格といえるでしょう。

講習会のほか、認定校でも認定を受けることが可能となっています。

中級障がい者スポーツ指導員

中級障がい者スポーツ指導員概要
□ 受講に必要な条件(受験資格):初級障がい者スポーツ指導員資格取得から2年以上が経過していること。かつ、指導員として80 時間以上の活動経験があること。
又は、日本体育協会公認スポーツ指導員資格の取得者のうち、初期登録のあとの指導経験が3年以上になるもの
□ 受講費用:実施団体による(別途、申請・認定5,500円 登録料3,800円 テキスト代など別途有)
□ 受講科目:医療、体育学、障がい者スポーツ、実技・実習(計56時間以上)

中級においては、地域における障がい者スポーツのリーダー的な役割が期待されます。

指導の現場でも、充分な知識や技術、加えて経験に基づいた指導ができることや模範となれることが求められる立場です。
地域で開催される大会や行事では、企画運営に参加することや選手団のコーチとして選手選考、育成に携わることができ、初級に比べ責任も大きくなります。

学習方法は初級同様、講習の他に認定校でも受講することが可能です。
この場合、入学の際には80時間以上の経験などは必要ありません。

4年間の履修のなかで、経験も一緒に積んでいくという形になっています。

上級障がい者スポーツ指導者

上級障がい者スポーツ指導者概要
□ 受講に必要な条件(受験資格):中級障がい者スポーツ指導員資格を取得後、3年以上経験があること。かつ 120 時間以上の活動経験が必要。
□ 受講費用:実施団体による(申請・認定5,500円 登録料3,800円 テキスト代など別途有)
□ 受講科目: 福祉、医療、体育学、障がい者スポーツ、実技・実習(計52時間)

上級障がい者スポーツ指導者においては、各県や地域レベルでリーダーとしての高度な知識が求められます。

豊富な経験を有していることが受講条件になるため、その経験に基づいた指導を行うことや、指導者の育成も、上級者の役割となります。
スポーツ大会、行事の運営や責任者、監督を担うこともあり、活躍の場はさまざまといえるでしょう。

障がい者スポーツ指導者はいずれも試験がなく、講習会や認定校でカリキュラムを受講したのち協会によって認定される仕組みとなっています。
また認定期間は1年間の更新制になっており、都度更新料が3,800円かかります。

障がい者スポーツコーチ

障がい者スポーツ指導者の中級、もしくは上級を取得していることが資格取得の条件になります。
認定試験はなく講習の受講によって取得ができます。

協会や関係団体と連携を取りながら、各種競技ごとに障がいのある競技者の強化や育成を行うことができるほか、選手団のコーチや監督としても活躍することができる資格です。

認定期間は4年間、認定料及び更新料はそれぞれ22,000円となります。

障がい者スポーツトレーナー

安全管理や競技力の向上・維持、健康促進など、障がい者の方に寄り添うことがトレーナーの仕事です。

指導員やコーチとは異なり、講習を受講したのち試験に合格することで資格取得となります。

また、講習の受講についても、下記のような資格や認定を受けていることが必要です。

理学療法士

作業療法士

柔道整復師

あん摩マッサージ指圧師

針きゅう師

日本体育協会公認アスレティックトレーナーの資格を有する者

資格取得後、障がい者スポーツトレーナーの認定期間は4年間となっており、認定及び更新にはそれぞれ22,000円が必要となります。

障がい者スポーツ医

スポーツやレクリエーションにおいて必要な医学的管理や指導など、医療の視点から支援を行うことが主な役割です。

試験などはなく、養成講座を修了することで認定を受けられます。

ただし、医学の知識を持つことが必須となります。
そのため、日本での医師国家資格を有しており、取得から5年以上経過していることが養成講座受講の条件となっています。

認定期間は4年間、認定料及び更新料はそれぞれ22,000円です。

資格の活かし方

yes
障がいのある方がスポーツを安全に楽しめるように努めることが役割であるため、スポーツ大会やイベントの企画運営などを担うこともあります。
そのため、認定を行っている協会や、その関連企業、各地域との連携が大切になります。

就職先としては、スポーツセンターやクラブ、ジム、障がい者スポーツ施設などがあげられます。
就職に役立てるのであれば、障がい者スポーツコーチまでを取得しておくといいでしょう。

また指導員やコーチとしてだけでなく、福祉施設などで職員として働きながら、知識を活かすこともできます。
自身のスキルアップとして学ぶこともオススメです。

まとめ

まとめ
障がい者スポーツは、2020年に開催予定の東京パラリンピックに向けて、さらに盛り上がっていくことが予想されます。

障がいのある方が、安全にスポーツを楽しむための支援ができる障がい者スポーツ支援者の各資格。
スキルアップや就職に向けての学びとして、取り入れてみてはいかがでしょうか。

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参考サイト

公益社団法人 日本障がい者スポーツ協会「日本障がい者スポーツ協会障がい者スポーツ指導者資格認定規程など」(2017年2月23日,http://www.jsad.or.jp/training/pdf/h28/instructor_shikaku.pdf)
公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会「指導者養成概要」(2017年2月23日,http://www.jsad.or.jp/training/)
モッピージョブ「障害者スポーツ指導員の仕事内容を紹介 アルバイト・バイトの仕事内容ガイド」(2017年2月23日,https://mpjob.jp/contents/job/detail_474.html)
公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会「はじめに」(2017年2月23日,http://www.jsad.or.jp/training/pdf/h28/intro.pdf)
公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会「初級指導員養成講習会等の開催事業【募集要綱】」(2017年2月23日,http://www.jsad.or.jp/news/初級指導員養成講習会等の開催事業【募集要綱】.pdf)

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