[更新日]2017/04/05[公開日]2017/04/05


保育・教育現場で働く方、子育て中の方など、「発達障がいについて詳しく知りたい」と思っている方は多いでしょう。今回は、発達障がいを体系的に学べる資格「発達障害コミュニケーション指導者」を提供するDDCLラーニングへの取材レポート(前編)です。発達障がいを抱える子はどの位いて、どんな支援が望ましいのか。発達障がい支援の現状と課題について詳しくうかがいます。

 

「発達障害コミュニケーション指導者」は貴重な資格講座!

 
DDCLラーニング(ビジョンクリニック・インスティテュート合同会社)は、医療・福祉・教育分野におけるキャリア形成のための教育コンテンツとeラーニング事業を行っており、「発達障害コミュニケーション指導者」というeラーニングの資格講座を提供しています。発達障がいに特化した専門資格が存在しない現在の日本で、貴重な資格講座です。
 
▼今回お話をうかがった代表社員の前田様
ビジョンクリニック・インスティテュート前田様01

 
お忙しい中あたたかく迎えていただきました。本日はよろしくお願いいたします!

 

Q1.まずはDDCLラーニング(ビジョンクリニック・インスティテュート合同会社)のご紹介をお願いします。

 

簡単な事業内容や設立経緯を教えてください。

 
前田様:
発達障害の特性、必要な配慮、適切な支援方法を体系的に学べるeラーニングの資格講座「発達障害コミュニケーション指導者」を提供しています。この講座を始めるに至ったのは、さまざまな方との出会いや出来事が重なった結果で、大きな軸は2つです。
1つめは、高校生向け就職ガイダンスの講師として全国の高校をまわっていた時、発達障がいを持つ生徒と出会ったことです。とても純粋な子でしたが、他の生徒と比べてコミュニケーションの取り方がいびつで自分の意見が言えないのです。恐らく親御さんが障がいを認知できず、適切な療育を受けられなかったのでしょう。その子への指導がうまくいかなかった経験が、私の中に問題意識として深く残りました。
2つめは、70歳を超えた私の母が認知症と診断され、治療の中で実は発達障がいを抱えていることが判明したのです。年代的にきちんと療育を受けられなかったため、昔から周囲とのコミュニケーショントラブルが絶えませんでした。
これらの経験から早期療育の必要性を広めることに使命感を強く感じて、「発達障害コミュニケーション指導者」資格講座の提供を行っています。

 

お母様が発達障がいを抱えていたと分かった時の率直なお気持ちは?

 
ビジョンクリニック・インスティテュート前田様02
前田様:
母のことを悩んできましたが、発達障がいを抱えていたと医師から聞き、母との関わりが楽になりました。感情的にならず客観的に接せられるように変わったと思います。
発達障がいについて学ぶ中で、褒められずに育った子を適切なタイミングで褒めることはとても大切で、これは高齢者も同じということを学びました。私も、母が何かができた時は小さなことも必ず褒めるようにしています。
また、正式に診断されていないものの、私自身も多動性や人間関係のつまづきなど、発達障がいの特性にあげられる要素を「個性」として持っていることを自覚しています。そして、その個性を誇りに思っています。

 

Q2.発達障がいを抱える人は現在日本にどのくらいいるのでしょうか?

 
前田様:
私が調べたところ、平成27年12月1日時点で、障害児通所支援(児童発達支援・放課後等デイサービス)に通っている総数が10万2,055人です。通所支援や通常学級に通っていない子を含めると、もう1~2万人程度は増えると思います。保護者の方が認知できていない子やグレーゾーンの子も合わせたら、さらに増えるでしょう。
発達障がいを抱える人の数は?

 

Q3.発達障がいを支援する施設はどのようなところがありますか?

 

もし具体的な施設数などがわかれば教えていただけますか?

 
前田様:
未就学の障がい児を対象とした通所サービスである「児童発達支援」(児童発達支援事業・児童発達支援センター)は、全国で3,919箇所。小学生~高校生が放課後・休日・長期休暇に利用できる「放課後等デイサービス」は7,451箇所あります。(※施設数はどちらも平成27年12月1日時点)
そのほかにも、「保育所等訪問支援」「障がい児相談支援」「障がい児入所施設」「保健所」「地域療育センター」「児童相談所」「民間療育教室」など、発達障がい児を支援する施設・サービスは多岐にわたります。

 

Q4.発達障がいをサポートする指導員はどのようなお仕事をするのでしょうか?

 
前田様:
知的発達には障害はないけれど、学習面や行動面に困り感を抱えている子どもに療育を行うことが基本的なお仕事です。いじめや不登校状態を防げるよう、対人関係や集団行動に適応できるソーシャルスキルを伸ばしてあげます。適切なポイントで褒め、少しずつで良いので子どもたちが成長できるようにサポートしてあげることが大切です。
 
発達障がいをサポートする指導員の仕事

 

Q5.発達障がいをサポートする指導員にはどのような方が多いのでしょうか?

 
前田様:
指導員には、保育士、幼稚園教諭、小学校教諭、特別支援学校の先生、作業療法士、言語聴覚士などの方がいて、中でも保育士の資格を持った方は多いです。児童発達支援や放課後等デイサービスなど、発達障がい支援の現場レベルでは「この資格が必須」ということはありません(管理者は別)。それだけに、現場の職員の教育がとても大事になってきます。的確な支援ができる人材を欲しがっている事業所はたくさんあります。

 

Q6.現状の発達障がい支援について、日本にはどのような問題がありますか?

 
ビジョンクリニック・インスティテュート前田様03
前田様:
一言で言うと、豊富な支援経験を持つ指導員の少なさです。ある領域で天才的なパフォーマンスを発揮する人の中には、発達障がいを抱える人もいます。どういう所を伸ばしていけばその子らしい個性に花が開いて社会で役に立っていけるのか、10年以上先を見越して療育していくことがとても大切です。「その子としての強み」をきちんと見て適切な療育を行っていくことで、子どもたちは社会の財産になりえます。
成人の発達障がいは、子どもに比べて支援が不十分という問題もあります。療育の開始年齢が上がれば上がるほど変化が難しい面があるので、早期の成長・発達段階で療育を行うことが、「ゆっくり少しずつでも確実に」変わっていくことにつながります。
そして、早期療育には保護者の方の認知が欠かせません。発達に関する悩みは他人に相談しにくい面もありますが、専門機関に相談して適切な療育を受けられれば、保護者の方も楽になれます。自分を責めず、自分だけで抱え込まず、「周りに助けを求めて良いんだ」と知ってほしいです。

 

Q7.上記の問題に対して、御社ではどのような取り組みをしていますか?

 
前田様:
「発達障害コミュニケーション指導者」の資格講座の提供を通じて、発達障がい支援の現場の方々や保護者の方々に、早期療育の大切さを広めています。発達障がい支援の現場ですぐに使える情報やメソッドが凝縮されているので、保護者の方や療育に関わる方が今抱えている問題にすぐ活かしていただけるはずです。この資格講座で学んでいただくことで、発達障がい支援のお仕事のスキルアップや、お子さんとの関わりを楽にする手助けをしたいですね。

 

Q8.HPに記載がある「発達障がいを医学的に支援できる人材」とは?

 
前田様:
「発達障害コミュニケーション指導者」の資格講座は、小児科医の河野政樹(こうのまさき)先生がカリキュラムを作っています。臨床にもとづいた信頼できる内容をもとに、療育に関わる仕事の方、保護者の方も安心して子どもとの関わりに役立てていただけます。

 

Q9.DDCLラーニング(ビジョンクリニック・インスティテュート合同会社)の今後の展望を教えてください。

学舎ダーナ
前田様:
「発達障害コミュニケーション指導者」の資格に関しては、ネット広告やメディア掲載などを通じて全国的な認知度を上げていきたいです。実体験がともなった現場のエピソードを聞ける勉強会やコミュニティを増やす予定もあります。
また、会社としては放課後等デイサービスを展開する「学舎ダーナ」の立ち上げ、演劇を用いたソーシャルスキルトレーニング講座等を提供する「学舎ダーナ・アカデミー」の開始を検討しており、子どもとや保護者とのコミュニケーションを学べるオンライン講座やセミナーも始めたいと思っています。

 

Q10.発達障がい支援に関わりたい方へメッセージをお願いします!

 
ビジョンクリニック・インスティテュート前田様04
前田様:
発達障がい支援の仕事はとにかく面白いです。児童・生徒から教わることがたくさんあり、子どもを支援しながら自分も成長できます。自己肯定感が低い子どもが多いので、子どもを丸ごと愛する気持ちで接していただきたいです。もちろん大変なこともたくさんあります。泣き叫ばれてしまったり送迎車の中から出て来なかったり…。でも、障がいを個性と思ってその子と同じ目線で関われば、支援する中でその子の成長を必ず見届けることができるので、こんなに楽しい仕事はないと思います。

 

発達障がいについて学ぶなら「発達障害コミュニケーション指導者」

 
現状の発達障がい支援の課題について、「豊富な支援経験を持つ指導員の少なさ」を挙げた前田様。発達障がいの特性・必要な配慮・適切な支援を学べるのが「発達障害コミュニケーション指導者」の資格です。臨床にもとづく正しい知識を学び、保育・教育現場のお仕事や家庭で役立てましょう。
後編では、「発達障害コミュニケーション指導者」の資格講座について、学べる内容・身につく知識・類似資格との違いなどを、詳しく掘り下げます。
▼後編はこちらから!
発達障害コミュニケーション指導者とは【DDCLラーニング】
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