【2017年最新版】どうすれば介護福祉士になれるの?

日本は現在急速に高齢化が進んでいるといわrています。
総務省の発表によると平成28年9月時点ですでに総人口に占める高齢者の割合は25%を超えました。

つまり4人に1人以上が65歳ということになります。

日本は長寿国で寿命は延びたものの、介護の必要な高齢者が増加し続けています。

こうした社会情勢のなかで「介護福祉士」の需要は高まっており、活躍の場は広がっています。
そこで、2017年(平成29年度)の第30回介護福祉士試験からは受験資格の一部が改正された介護福祉士の資格・仕事・今後について詳しくみていきましょう。

介護福祉士とは?

介護福祉士
介護福祉士とは、昭和62年に制定された「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づいた国家資格です。

日常生活をおくる上で支障のある方に対し、状況に応じた介護あるいは介護者に対しての指導を専門的知識・技術をもって行う専門職です。

平成29年8月時点で155万人が介護福祉士として登録しています。

介護福祉士の国家試験は年に一度、筆記試験と実技試験が実施されます。
試験科目は下記の通りです。

介護福祉士 試験科目
【筆記試験(11科目群)】
1.人間の尊厳と自立、介護の基本
2.人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
3.社会の理解
4.生活支援技術
5.介護過程
6.発達と老化の理解
7.認知症の理解
8.障害の理解
9.こころとからだのしくみ
10.医療的ケア
11.総合問題

【実技試験】
介護等に関する専門的技能

筆記試験・実技試験共に6割程度を基準として合否が決まります。

なお、平成29年に実施された介護福祉士国家試験の合格率は72.1%でした。
過去3年(平成26年~28年)の合格率はそれぞれ64.6%、61%、57.9%です。

介護福祉士になるには?

介護福祉士2
2017年(平成29年度)の第30回介護福祉士試験からは受験資格の一部が改正されました。
介護福祉士になるには4つのルートがあります。

「養成施設ルート」

指定をうけた養成施設で単位を修めた上で、試験を受けるルートです。

「実務経験ルート」

介護の仕事に3年以上従事した実務経験を証明した上で、実務者研修を受講して、試験を受けるルートです。

「福祉系高校ルート」

福祉系の高校で単位を修めた上で試験を受けるルートです。

「経済連携協定(EPA)ルート」

特定の施設で日本の介護福祉士資格を取得するための研修を修了したインドネシア人、フィリピン人、ベトナム人が試験を受けることができるルートです。

働きながら介護福祉士を受験する人の多くは「実務経験ルート」を選択して、実務者研修を修了して介護福祉士の受験資格を得ています。

2016年までは介護の実務経験が3年以上あることが証明できれば、介護福祉士の受験資格が与えられていましたが、2017年1月の試験からは「実務経験ルート」で受験する場合に「実務者研修」または「介護職員基礎研修・喀痰吸引等研修」を受講することが義務づけられています。

介護福祉士を取得するメリット

介護3
介護に関する資格が複数ある中で、介護福祉士の資格を取ることは、介護の専門的知識や技術を学び直す機会になり、自身のキャリアアップにも繋がります。

介護福祉士の資格について業務、待遇、役割、給与、受験資格、合格率、メリットについては以下の記事にまとめています。

介護福祉士を取得するメリットってなんだろう?

2017.09.20

介護福祉士の今後について

介護2
介護福祉士を目指す場合、国家資格の取得がゴールではありません!
介護福祉士としてキャリアパスしていく必要があります。

政府は介護人材の安定的確保・資質向上を目指して介護福祉士がステップアップできるように、新たに「認定介護福祉士」の資格を制定しました。

このように厚生労働省は介護人材の養成として「実務者研修」→「介護福祉士」→「認定介護福祉士」の順に資格を取得していくことを推奨しています。

認定介護福祉士には高度な専門知識・技術に加えてマネジメントスキルが求められます。
介護職員をまとめ、チームリーダーとしての役割を果たすと同時に、医療機関との連携や地域との連携など地域包括ケアの推進をはかります。

認定介護福祉士の誕生によって介護福祉士の社会における活躍の場はますます広がっていくことが予想されるでしょう。

また、2017年5月からは福祉系の国家資格を取得していれば、保育士試験の一部の科目が免除されたり、介護福祉士養成課程における履修科目が免除されたりすることが認可されました。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

保育士試験に新制度!3福祉士の資格者は一部科目が免除に

2017.06.08

介護資格記事一覧

介護資格については、こちらの記事にまとめています。

介護関連の資格は何がお勧め!?最短ルートを教えます!

2017.05.16

まとめ

まとめ
介護福祉士は、キャリアパスがきちんと用意され、経験と知識・技術を身につければ生涯働き続けることが可能です。

また、介護のニーズの多様化から介護福祉士は今後も仕事の幅が広がることが予想されます。

一般的に「介護の仕事は大変」といわれますが、深刻な人材不足の状況から国もさまざまな政策を打ち出しており、労働時間・給与など労働環境はよい方向へと改善されつつあります。

介護の仕事に興味のある方は、将来性の高い介護福祉士を目指してみてはいかがでしょうか。

参考サイト

統計局ホームページ「平成28年統計トピックスNo.97 統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)」(2017年5月12日,http://www.stat.go.jp/data/topics/topi970.htm)
厚生労働省「介護福祉士の概要」(2017年5月12日,http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/kaigohukushishi/)
厚生労働省「第29回介護福祉士国家試験合格発表 報道発表資料」(2017年5月12日,http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000156191.html)
読売理工医療福祉専門学校「介護福祉士の仕事内容を知ろう」(2017年5月12日,http://www.yomiuririkou.ac.jp/column/clinical/carewelface-job.html)
一般社団法人 認定介護福祉士 認証・認定機構「認定介護福祉士とは」(2017年5月12日,http://www.nintei-kaishi.or.jp/certification/)
厚生労働省「今後の介護人材養成の在り方について(概要)(平成23年1月 今後の介護人材養成の在り方に関する検討会報告書)」 (2017年5月12日,http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000011uv3-att/2r98520000011uwt.pdf )
厚生労働省「介護人材の機能とキャリアパスについて」(2017年5月12日,http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000138949.pdf)
公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「登録者数の状況」(2017年10月13日,http://www.sssc.or.jp/touroku/tourokusya.html)

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