「実務者研修」取得でキャリアアップ!

実務者研修とは?介護職員初任者研修からステップアップ

「実務者研修」は介護の仕事でキャリアアップを目指すための資格です。

実務者研修の取得方法や、資格取得によって就ける仕事などについても解説していきます。

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「実務者研修」とは

介護
介護に関するさまざまな資格の中で、実務者研修の位置づけについてみていきましょう。

介護職員初任者研修の上級資格

実務者研修は、介護職員初任者研修の上級資格です。
2013年4月に介護関係の資格のキャリアパスが見直され、ホームヘルパー(訪問介護員養成研修)1級と介護職員基礎研修が実務者研修へ一本化されました。

実務者研修は、2年制の介護福祉士の養成施設の修了者と同等の水準で、介護を必要とする幅広い利用者に対して、基本的な介護を提供できる能力を習得することが到達目標です。

介護職員初任者研修よりも、介護に関する高度な知識と実践的な技術を習得し、質の高い介護を提供することが目的とされています。

介護福祉士の受験要件のひとつ

介護の実務経験が3年以上あることを証明できる場合には、実務者研修を修了することで介護福祉士の受験資格を得ることができます。

介護福祉士になる4つのルートついて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

【2018年最新版】介護福祉士の概要・筆記&実技試験・今後を全網羅!

2018年9月27日

「実務者研修」の取得でどんな仕事に就ける?

介護
実務者研修を取得すると、訪問介護事業所でホームヘルパーのほか、老人ホームやグループホーム、老人保健施設などで介護スタッフとして働くことができます。

とくに訪問介護事業所では、サービス提供責任者になることができるため、就職に有利といわれています。

サービス提供責任者になることが可能

訪問介護事業所は、訪問介護のコーディネート業務に携わるサービス提供責任者を利用者40人ごとに1人配置することが義務付けられています。

サービス提供責任者は、利用者の自宅を訪問して状況や支援内容の希望を確認したり、ケアマネジャーが作成したケアプランにもとづいて、訪問介護計画書を作成したりする仕事です。

ホームヘルパーの育成に携わることもあり、ホームヘルパーのリーダー的な立場になります。

介護福祉士や実務者研修の資格を持っていない場合にも、3年以上の実務経験がある介護職員初任者研修の修了者でもサービス提供責任者になることは可能です。

しかし、介護職員初任者研修の修了者がサービス提供責任者の場合には介護保険の報酬の減算があるので、介護福祉士や実務者研修の資格を持っている方が優遇される傾向があります。

「実務者研修」の取得方法

介護
実務者研修を取得するには、どのような方法があるのでしょうか。
これまで設けられていたほかの介護関連の資格の取得者などには、研修の一部の免除規定が設けられています。

実務者研修を取得するには

実務者研修には受講資格はありません。

これから介護の仕事に就こうと考えている人も、介護職員初任者研修を受けずに、実務者研修の取得を目指すこともできます。
6カ月間に450時間以上の研修を受講することが必要です。

実施期間は都道府県が指定しています。介護保険などの社会福祉制度や介護の基本、医療や障害に関する知識などを身につけるとともに、喀痰吸引や経管栄養など医療的ケアも学びます。

実務者研修は通学課程のほかに、通信課程を受講しての取得も可能です。
通信課程の場合は科目ごとにレポートを提出して評価を受けますが、スクーリングの受講が最低45時間設けられています。

「Ⅰ:基本的事項」と「Ⅱ:応用的事項」の2つの科目単位で、履修認定を受けることも認められています。

ほかの介護資格の取得者の免除規定

実務者研修の資格を取得する際に、すでに介護関連の資格を持っている場合には一部の受講科目が免除されます。

ホームヘルパー1級の資格を持っている場合には355時間が免除されます。

介護職員初任者研修またはホームヘルパー2級の資格を持っている場合には130時間が免除されます。

ホームヘルパー3級の資格を持っている場合には30時間が免除されます。

また、認知症介護実践者研修や喀痰吸引研修の受講者も該当する科目の受講の免除を受けられます。
介護職員基礎研修の修了者は「医療的ケア」に関する50時間の講習を受講することで実務者研修を取得することが可能です。

介護職員初任者研修を先にとるべき?

実務者研修はこれまで介護に関する業務に携わったことのない人でも、資格取得を目指すことができます。そのため、一旦、介護職員初任者研修を取得するべきか、初めから実務者研修を目指すべきか迷う人も少なくありません。

研修の受講時間は、介護職員初任者研修は130時間、実務者研修は450時間と大きな違いがあります。

介護の勉強に対する不安があったり、介護の仕事に馴染めるか心配があったりする場合は、介護職員初任者研修を取得して実際に働いてみてから、実務者研修の取得を目指して、キャリアアップを図るのがオススメです。

一方で、介護福祉士の資格取得を目指すなど、明確な目標がある場合には、実務者研修を目指しましょう。

実務者研修の受講費用に関する記事はこちらから。

実務者研修 受講費用 安い 4つの方法 コツ

実務者研修は介護福祉士に必須の資格!受講費用を押さえる方法4選

2018年10月16日

介護資格記事一覧

介護資格については、こちらの記事にまとめています。

介護関連の資格は何がお勧め!?最短ルートを教えます!

2017年5月16日
福祉・介護関連の資格・講座・スクールを探す

まとめ

まとめ
実務者研修を取得すると、3年以上の実務経験があれば、介護福祉士の国家試験を受験することができます。

また、訪問介護事業者では、サービス提供責任者としてホームヘルパーの指導や育成にも携わっていくことも可能になります。
介護の仕事でキャリアアップを目指すのであれば、まずは、実務者研修を取得しましょう。

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参考サイト

日本ヘルパー協会「訪問介護員の養成(介護職員初任者研修)と現任者のスキルアップ(実務者研修)について」(2017年5月24日,http://nihonhelper.sharepoint.com/Pages/yousei.aspx)
厚生労働省「介護福祉士資格の取得方法について」(2017年5月24日, http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/siryou1_6.pdf)
厚生労働省「介護福祉士の資格取得方法の見直しの延期について」(2017年5月24日, http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/care/dl/care_16.pdf)
介護の扉「実務者研修(介護職員基礎研修・ホームヘルパー1級)」(2017年5月24日, http://iryou-kaigo.jp/contents/qua_nur_other13.html)
全国ホームヘルパー協議会「ホームヘルパーの資格と就職」(2017年5月24日,https://www.homehelper-japan.com/ホームヘルパーの資格と仕事/ホームヘルパーの資格と就職/)
東京都福祉保健局「サービス提供責任者の配置基準について」(2017年5月24日,http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kourei/hoken/kaigo_lib/shitei/2_houmonkaigo.files/1sasekikijyun.pdf)

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