えっ意外!保育士経験がアパレル販売員の仕事に役立つわけ

保育士の方や保育士資格をお持ちの方、これから保育士資格を取ろうとお考えの方に、ちょっと意外な情報があります。実は、「アパレル販売員と保育士のお仕事は似ている部分がある」「保育士資格を取得した方、もしくは保育士として働いていた方が、その後アパレル販売員として活躍されていることが多い」ことをご存じでしたか?保育とは異業種で接点がないように思われるかもしれませんが、アパレル販売員は保育士資格の勉強をした経験や、保育士経験を活かせる職種なのです。

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アパレル販売員の仕事

アパレル
アパレル販売員は、百貨店や量販店、ファッションビルの中の店舗、あるいは街中の路面店が主な職場です。ファストファッションに代表されるUNIQLOなどの量販店と、いわゆる高級ブランド店とでは多少業務内容が異なる場合もありますが、おおむね以下が業務内容の代表です。

アパレル販売員の業務内容
□ 接客
□ レジ業務
□ ラッピング
□ 商品整理、商品管理
□ 売場づくり
□ 品出し
□ ディスプレイ、レイアウト
□ 商品発注
□ 棚卸し
□ 検品
□ 清掃

また、店長やマネージャーなどの店舗責任者になれば上記の業務内容に加えて開店準備や閉店作業、金銭管理や勤務シフト表の作成、売り場のチェック、スタッフの指導、売上分析、売上報告など、管理業務や事務作業も必須となってきます。

アパレル販売員の繁忙期

アパレル販売員の繁忙期は、なんといってもイベント行事の時期です。GW、お盆、クリスマス、年末年始などは来店客数が増える時期で、とても忙しくなります。
セールの時期ももちろん繁忙期としてはずせません。季節ごとのセール、行事ごとのセールは、大きな売上に繋がります。
また、棚卸し実施期間や棚卸し前の準備期間も大変忙しい時期だといえます。棚卸しは営業時間内に行うこともあれば、閉店後に残業して実施することも。

アパレル販売員の勤務形態

保育園で働く保育士と同じように、アパレル販売員もシフト制勤務です。だいたいが早番、中番、遅番の3種類に勤務パターンが分かれており、早番の人が開店準備をして遅番の人が閉店作業をするのが基本です。
ただ、保育士とちがうところは、保育士は週休二日制をとっているところが多く(土曜勤務が入っても平日に代休を取ることができる)、基本的に平日は毎日出勤します。しかし、アパレル販売員は土日休みよりも平日休みの方が多く、出勤日も不規則なことが多いと言えます。

保育士業務とアパレル販売業務の共通点

保育士
それでは、保育士業務とアパレル販売員の業務にはどんな共通点があるのでしょうか?

コミュニケーションが非常に重要

保育士もアパレル販売員も、人と接する仕事です。子どもたちと密に接することが、保育士の仕事のメインです。コミュニケーション能力は必須となってきます。子供だけではなく、保護者とも接する機会が多いでしょう。子どもや保護者とのコミュニケーションは保育士業務の基本中の基本であり、身につけるべきスキルのひとつです。
アパレル販売員も同じです。アパレル販売員の場合、密に関わるのはお客様です。お客様との積極的なコミュニケーションは、販売業務のメインとなります。

ディスプレイ演出と壁面制作

保育園では、一年を通してその季節、イベント、あるいは各保育園ならではの行事を子どもたちと共有します。季節や行事に沿った壁面制作や小物を作るのも、保育士業務のひとつです。
夏ならば夏祭りをイメージした壁面制作、ハロウィンの時期ならばハロウィンを意識した制作物を作るなど、保育士は空間演出や造形に関する仕事を日常的に行っています。保育士資格の実技試験に造形の科目がある時点で、造形や色彩や空間演出のセンスやスキルと、保育業務が密接に繋がっていることがわかるでしょう。
アパレル販売員も、ディスプレイ制作は業務内容のひとつです。配置物や色彩のバランスを見たり、場合によっては演出のための小道具を組み立てたり、空間を演出する点が、保育の制作業務と重なります。行事の時期には、たとえばクリスマスであればクリスマスをテーマにしたディスプレイを作る必要もあり、行事のイメージを具現化できるスキルはアパレル販売員にとっても重要なことです。

体力

元気いっぱいの子どもたちを相手にする保育士。体力が必要になってくる場面はたくさんあります。

大きい子とは一緒に沢山体を動かすし
小さい子は、後ろにおんぶ
前に二人抱っこして移動したり。
男性が少ないので、力仕事も自分たちで。
◆引用元:Yahoo!知恵袋

子どもと遊んだり、子どもを追いかけたり、壁面制作で力を使ったりさまざまな体勢をとったり、子どもと目線を合わせるため常にかがんだ姿勢で子どもと接する必要があったりと、とにかくたくさん動いて体力を使うのが保育士の仕事です。
アパレル販売員も、立ち仕事ですし、体力が非常に重要な仕事です。商品が入ったダンボールを解体するなど力仕事もあり、売り場やディスプレイを作るにはさまざまな体勢をとりますし、時には店内を走り回ることも。保育士同様、体力が必要な業務が大半を占めます。

保育士経験が役立つこと

hoikushi
保育士資格を取るために勉強した内容や、保育士として経験したことが、意外な形でアパレル販売員としての業務に応用できます。

接客

お客様が何かお困りでないか、お探しでないか。お客様の要望やお気持ちを察し、お客様のお話をよく聞き、お声がけする。爽やかでにこやかな接客は、アパレル販売員としてぜひ目指したいところです。何度もいいますが、アパレル販売員は、人と接する仕事です。そして、人と接する仕事であることは、保育士さんも同じです。

保育士は笑顔で子どもたちを迎え入れ、保護者を「行ってらっしゃい!」と元気よく見送ります。元気がない様子の子どもがいれば、保育士は声をかけて子どもたちの気持ちを聞いてあげたりもします。
◆引用元:『保育士になろう!』(p.104)<中野悠人/山下智子、2014年2月、青弓社>

園児が何か困っていることはないか、園児が今どんな気持ちなのか、常にアンテナを張る。保護者からの相談に応え、子どもの成長の連携を取り合い、コミュニケーションによって信頼関係を築く。時にクレームを受けることもあるでしょうが、クレームに対して処理する能力もある。このようにして身につけたスキルが、実際に販売の現場でも役立ったという声は見受けられます。

手先の器用さ

保育園の中は、壁面制作や先生方が作った人形などで溢れています。制作に慣れている保育士さんの手先の器用さは、ラッピングや店内のPOP作り、ディスプレイ作りに応用できます。

被服に慣れている

保育士は、発表会の衣装制作をする機会がありますよね。その際、いろいろな素材、生地、カラーに触れていることから、被服の素材や生地や色の組み合わせの理解が、知らずのうちに培われていることでしょう。

たとえば、発表会でお姫様役と魔女役の園児の衣装を制作する時、どのような色やどのような素材がその役らしさを演出するか、考えながら制作をする保育士は多いと思います。どのような素材や色の組み合わせが、どのような印象を人に与えるか。そのあたりの理解は、販売員にとって大切なことです。お客様にコーディネートを提案する時、マネキンに服を着せる時などに、衣装制作の経験は役立つでしょう。

勤務シフト表作り

一販売員から店長など、お店を管理する立場になった時、勤務シフト表の作成はだいたい店舗責任者が担当することになります。保育園もアパレル販売員も、シフト制の勤務が基本です。従業員同士の休日や希望休の調整や、イベント前や行事前、棚卸し前の人数調整、その日の人数で果たして仕事が回るかなど、勤務シフト表作りはいろいろな条件や状況を想定するため、簡単ではありません。勤務シフト表作りに慣れていない方は、時間がかかったり悩んでしまうことも多いでしょう。

しかし、保育園で勤務シフト表作りに関わっていた方や、勤務シフト表の作成を担当していた方ならば、もし将来管理職になったり、店舗の勤務シフト表作成担当になっても対応ができます。

子どもに関する知識がある

子ども服を扱う店舗で働くアパレル販売員を想定した場合。子どもの発達の段階や、成長にともなう体の変化に関する知識は必要不可欠です。

保育士資格を取得する際、子どもの発達に関しての勉強は必ず通る道です。保育士として子どもと接してきた方ならば、充分その知識は備わっています。0歳児ならば○センチのサイズが適しているとか、4歳児ならば活発に動き回ることを想定して○○のような服がいいなど、子どもの成長に応じたアドバイスや提案をお客様にできることは、武器になります。

わたくし5年ほど保育士として働いていました!(略)
ボタン付きの服

乳児の肩のスナップぼたんはまた別ですが

前開きのシャツやポロシャツ、

パジャマなどボタン付きの服は結構多いです
1人でボタンができる子ならまだいいのですが

保育園などでは着替えの機会も多くいちいち留められず

開けっ放しになってしまう子もいるので

避けた方がいいかと思います
◆引用元:ハンドメイドナチュラル子供服*ひだまり工房「元保育士目線の子供服」

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まとめ

matome
保育士資格の勉強をした経験や、保育士の経験が意外な形でアパレル販売員という職種に役立つことについて見てきました。保育士資格や保育士経験は、もし将来、別業種の職業に就いたとしても応用ができるほど、振り幅があるといえるでしょう。いずれにせよ、保育士もアパレル販売員も、人の喜びのために尽くす仕事です。保育士資格を取得したものの、保育園に就職しようか、それとも他のところで資格や学習した内容を役立てようかお考えの方は、一例として参考にしてみてください。
保育士の資格講座は、ウーモアにも掲載されています。以下より「保育士講座」の詳細が確認でき、無料で資料請求もできます。

参考

『保育士になろう!』 中野悠人/山下智子 (2014年2月,青弓社)

保育のお仕事「保育士資格・幼稚園教諭免許を活かせる!お仕事&職場とは」(2017年5月25日,http://www.hoiku-shigoto.com/report/male-nurse-career/considerable-workplaces/

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