「通信講座を始めたいけれど挫折しそう…」と心配になり、二の足を踏んではいませんか。
通信講座は自分の好きな時に、好きな場所でできるというメリットがあります。
しかし、独学のためにモチベーションが続かず、挫折する人も少なくありません。
そこで今回は、通信講座に挫折する理由やモチベーション維持のコツ、また続けやすい通信講座を選ぶコツについてご紹介します。
通信講座に挫折する4つの理由
ひとことで「挫折」といっても、その理由は人それぞれです。
なぜ通信講座に挫折してしまうのか、よくある4つの理由をご紹介します。
1.講座内容やカリキュラムがわかりにくかった
通信講座のテキストを開いてみたものの、その内容やカリキュラムがわかりにくく、モチベーションが維持できなかったという理由です。
講座内容は注文時に確認できるものの、講座名だけを見て受講を決める人は少なくありません。
また内容やカリキュラムを確認していたとしても、実際に目を通してみると内容がわかりにくく、思うほど勉強が進まなかったということもあるようです。
とくに初めて勉強する内容だと、どんなカリキュラムが組まれているのかは、事前に想定しづらいもの。
加えて自分のレベルに合っていなかったり、わかりづらい内容だったりすると、どうしてもモチベーションが下がってしまい、挫折につながってしまうようです。
2.サポートに満足できなかった
通信講座は独学が多いもの。そのため、講座やカリキュラム内容に疑問を感じた時や、試験の申込方法などがわからなかった時に、問い合わせやサポートを受けたいと思う人は少なくありません。
多くの通信講座では専用の問い合わせ窓口を設けていますが、サポート内容が十分でなかったり、問い合わせの返答に満足できなかったりすることも。
通信講座の場合、行き詰まってしまうと勉強が進められなくなることも珍しくないため、サポート体制の不備がそのまま挫折につながってしまうことがあります。
3.スケジュール通りに進められなかった
多くの通信講座は、目安となるスケジュールが組まれていたり、受講期限が設けられていたりします。
しかし仕事やプライベートが立て込み、スケジュール通りにいかなくなると、「このまま続けても期限に間に合わない」「スケジュールどおり続けられないので最後までやりきれる気がしない」と挫折してしまうことがあります。
スケジュールはあくまで目安とされているものが多いですが、少しでも遅れてしまうとモチベーション低下につながることが多いようです
4.勉強を続けるのがつらかった
興味があって始めてみたものの、勉強すること自体がつらく、挫折してしまうこともあります。
つらい理由は人によってさまざま。
なかでも「『勉強を頑張ろう』と思えるほど興味がなかった」「カリキュラムが難しく、なんとか頑張ってみたものの、続かなかった」といった意見が多い傾向にあります。
また「自発的に勉強できる環境を整えられなかった」という意見もあるようです。
通信講座におけるモチベーション維持のコツ
前述の内容を踏まえて、通信講座でモチベーションを維持するためのコツについてご紹介します。
講座内容やカリキュラムをしっかり確認する
たとえ学ぶ内容や名前が同じでも、提供元によって講座内容やカリキュラムは大きく異なります。
例えば「ケアマネジャー(介護支援専門員)」の資格ひとつとっても、さまざまな講座があります。
講座は提供元や監修者が変わるだけで、内容が大きく変わることも珍しくありません。
通信講座を選ぶ際には、講座名だけで受講を決めるのではなく、講座内容やカリキュラムをしっかり確認したうえで、決めるようにしましょう。
また内容がよくわからない場合は、問い合わせして詳細を聞くのもよい方法です。
「時間がかかるので面倒…」と感じる人もいるかもしれませんが、受講費をムダにしないためにも、ぜひ時間を見つけて問い合わせしてみてください。
サポート体制について確認しておく
講座内容やカリキュラムと合わせて確認しておきたいのがサポート体制です。
通信講座は通学ではない分、問い合わせやサポート体制がしっかりしていないと、疑問が解決できないと内容を進められなくなる危険があります。
どのようなサポートが受けられるのか、問い合わせするときにはどこに連絡すれば良いのかなどを事前に確認しておきましょう。
複数人で勉強する
通信講座のメリットは、自分の好きな時に好きな場所で勉強できるという点ですが、見方を変えれば周りに切磋琢磨する相手がいないということになります。
周りにライバルや一緒に頑張る相手がいないと勉強が続かない人にとっては、大きなデメリットになるかもしれません。
もし周りに同じ通信講座を受けている人がいるなら、一緒に勉強する時間をつくることで、モチベーションを維持することができるでしょう。
周りにいない場合は、図書館の自習室やコワーキングスペース、カフェなどに足を運ぶなど、周りに人がいる環境で勉強するのもオススメです。「周りに見られている」という意識が働き、勉強を進めやすくなります。
目標達成から逆算してスケジュールを組む
普段からスケジュール管理がうまくいかない人は、目標達成日をあらかじめ決めた上で、逆算して学習スケジュールを立てるとよいでしょう。
資格試験の講座を受講する場合、目標は講座の修了、もしくは資格試験への合格が「目標」になるとかんがえられるので、試験日から逆算してスケジュールを組むのがオススメです。
できれば途中で進捗状況をチェックし、遅れている場合は巻き返しのためにスケジュールを見直すことも必要です。
カレンダーや手帳に目標達成日や進捗確認日を記載しておけば、スケジュールを守りやすくなります。
必ず机に向かう時間を決める
もともと勉強があまり好きではないという人や、勉強の習慣がついていないという人は、「一日のうち、この時間は必ず机に向かう」と決めておくと、勉強を勧めやすくなります。
一日単位ではなく、曜日や週で設定するのもオススメです。
目標達成の際のご褒美を考えておく
「資格が取れたら、ほしかったものを買う」など、ご褒美を用意しておくのも効果的です。
最終目標まで勉強を続けられるか不安な場合は、「ここまでカリキュラムを進められたら、ご褒美においしいものを食べる」など、中間目標を作り、その都度ご褒美を設定するのもよいでしょう。
だいたい3ヶ月くらいまでは挫折する人が多い傾向があるので、不安な人はとくに最初の3ヶ月、多くの目標設定を立てて作成するのがオススメです。
挫折しにくい通信講座を選ぶポイント
実は挫折しにくい通信講座には、いくつか共通点があります。
通信講座を続けられるか不安な人は、このポイントをチェクしておくのがオススメです。
学習スタイルが生活リズムに合っている
どれだけカリキュラムやサポートが充実していても、学習スタイルが生活リズムに合っていなければ、続けるのは難しいでしょう。
講座の中には課題が多いものや実習が必要なもの、受講期間が短いものなどもあります。
あらかじめどれだけ勉強時間を設けられるかなどを加味した上で、自分の生活リズムにあった学習スタイルの講座を選ぶことが大切です。
具体的な成功レビューや口コミが書かれているものを参考にする
講座を選ぶ際に、公式サイトや個人ブログの成功レビューや口コミを参考にする人は多いでしょう。
しかし、なかには商用目的のものもあります。
そのため、成功レビューや口コミを確認する際は、成功の要因が具体的に書かれているものに限定し、自分に合っているか、無理なく進められるかを参考にするのがよいでしょう。
定期的に課題が設けられている
定期的に提出が必要な課題が設けられていると、スケジュールを組みやすくなり、挫折しにくくなります。
とくに「短期的な目標がないと続けられない」という人は、定期的に課題のある講座のほうが続けやすいかもしれません。
ただ、人によっては課題が多すぎることでやる気をなくしてしまう人もいます。どちらのほうが挫折せずに頑張れるかを把握した上で、講座を選ぶのがよいでしょう。
資格に関する情報まとめ
保育士、食育、介護、リフレクソロジスト、チャイルドマインダーなどの資格記事が良く読まれています。
興味があるものがあれば、ぜひご覧ください。
まとめ
モチベーション高く通信講座を続けるコツは、講座情報を事前にしっかり確認し、無理をしすぎずに続けられるかどうかだといえます。
すでに始めたい通信講座がある人はもちろん、漠然と始めたいという人も、今回ご紹介したポイントを参考に、講座を選んでみてください。
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参考サイト
rTYPE[アイシェア]『通信講座「1ヶ月以内に挫折」6割以上 ~10人に1人は「決意のみで終わった」(2017年9月21日, http://release.center.jp/2011/07/1901.html)