保育士試験に短期間で一発合格するコツを伝授!

保育士試験は、筆記試験の科目数の多さや科目間の得点調整がないことから、一発合格できる確率が低い資格です。
筆記試験は8教科9科目、実技は3科目中2科目の選択制。全科目6割以上の得点が必須となります。

今回はそんな保育士試験への合格を目指す方のために、試験の内容や、一発合格に欠かせないポイントなどをまとめて解説します!

保育士試験の試験内容

保育士試験の試験内容
保育士試験は、保育士として働くために必須の国家試験。平成28年度(2016年度)から、これまで年1回だった試験が2回実施となりました。試験内容は、筆記が8教科9科目(※)、実技3科目中2科目選択と科目数が多いことが特徴で、全科目それぞれ6割以上得点できて合格となります。実技試験の課題については事前に知ることができるため、練習できます。
試験概要は下記の通りです。

筆記試験の内容
□ 保育原理:保育の基本となる知識
□ 保育の心理学:保育に必要な心理学の知識
□ 教育原理及び社会的養護:教育の基本、子どもの生命と情緒安定の知識
□ 児童家庭福祉:児童家庭に関する福祉全般の知識
□ 社会福祉:社会全体の福祉の中での保育についての知識
□ 子どもの保健:子どもの発達や保健についての知識
□ 子どもの食と栄養:食事や栄養についての知識
□ 保育実習理論:実際の保育における知識
実技試験の内容(3つ中2つ選択)
□ 音楽表現:ピアノ・ギター・アコーディオンのいずれかを選択し、課題曲の弾き語り
□ 造形表現:課題の通り絵を描く
□ 言語表現:課題をもとに子ども向けに3分間お話をする

(※)「8教科9科目」という表現に関する補足
「教育原理」と「社会的養護」は2つでワンセット扱いとなります。「教育原理」と「社会的養護」は各50点満点で、それぞれ6割以上の得点が必要です。例えば、「教育原理」が8割、「社会的養護」が2割得点できたとします。その場合、「教育原理」は合格、「社会的養護」は不合格とはならず、「教育原理」+「社会的養護」が不合格となります。“同一試験内”で、「教育原理」と「社会的養護」両方の科目を6割以上を得点できて「教育原理」+「社会的養護」が合格となります。

保育士試験の一発合格は難関?

保育士試験は難関?

保育士試験 合格までの道のり

保育士試験は、「一発合格を狙って勉強する」方法と、「数年かけて着実に勉強する」方法の2パターンあります。科目数が多い、全科目で6割以上の得点が必須、科目間の傾斜配点(得意科目の得点で苦手科目を補う)がない等の理由から、合格までに数年を要する場合も珍しくないのが実情です。
ただし、筆記試験で合格した科目は、合格した年を含めて3年間は受験が免除されます。今年受かった科目は、来年と再来年は試験を受けずに「合格」と認めてもらえるため、受験科目数を減らすことができます。
※「教育原理」と「社会的養護」は2つでワンセット扱いのため、どちらも6割以上得点できなければ両科目とも不合格となり、次回試験以降も「教育原理」と「社会的養護」を受験する必要があります。

一発合格に必要な条件

一発合格をするためには、筆記8教科9科目・実技2科目全てで6割以上の得点がマスト。
平成28年度(2016年度)から試験が年2回実施となったため、例えば前期試験で筆記の4科目が合格していれば、後期試験以降再来年の受験時まで筆記5科目、実技2科目の受験で済みます。(「教育原理」と「社会的養護」に関しては要注意!先述の補足をご参照ください)
勉強する科目が少なければ1科目あたりに集中できる時間が増し、合格の確率も上がるでしょう。ただし、実技試験は免除となりません。常に2科目を選択し、どちらも合格する必要があります。
勉強期間や費用の心配がなければ、数年がかりでの合格を目標に一歩一歩勉強を進めるのも選択肢です。ただ、受験料は毎回かかってしまうため、早く保育士として働きたい方やコストを抑えたい方は、やはり一発合格を目指して勉強していきましょう。

保育士試験の合格率

保育士試験の合格率
保育士試験の合格率は、例年2割程となっており、低めの水準と言えます。平成25年度は17.4%、平成26年度は19.3%、平成27年度は22.8%と近年増加傾向にありますが、低い年では平成20年度の10.6%と、約1割しか受からなかった年もありました。
厚生労働省が発表している直近10年の合格率(全体と筆記試験)は以下のとおりです。
年度別保育士試験合格率

年度別保育士筆記試験合格率

出典:厚生労働省「保育士試験の概要」「保育士試験の実施状況(平成27年度)」「保育士試験の実施状況(平成28年度)」「保育士試験の実施状況(平成27年度):筆記・実技試験別の受験者数・合格者数・合格率」

また、初めて年2回の実施となった平成28年度(2016年度)は、前期・後期の合計合格率は25.8%となり、この10年で最も高い合格率となりました(前期:22.0%、後期:29.5%)。平成29年度も年2回が実施され、今後も継続されることが予想されますので、これまでより保育士になるチャンスが増えてきたと言えるでしょう。
参考:厚生労働省「保育士試験の実施状況(平成28年度)」

保育士試験の合格率が低い理由

合格率が低い大きな要因の1つは、合格基準が調整されない点でしょう。平均点が高い年でも低い年でも、常に6割以上の得点を求められるため、例年と比べて難易度が上がった年でも、変わらず高得点を出せなければ不合格となります。
例えば、他の難関と言われる国家資格「宅建」「社会保険労務士」は、その年の難易度によって合格ラインの調整が行われます。そのため、難易度が高く平均点が下がった年も、合格者数が激減せず、合格率もある程度の数値を保っています。
ちなみに、医療・福祉の国家資格として、看護師の合格率は例年90%前後、介護福祉士は40%台後半~60%で推移しています。
この合格基準が調整されない点に、科目が多く勉強範囲が広い全科目6割以上の得点必須科目間の傾斜配点がないことが加わり、合格率の低さと一発合格の難しさにつながっていました。
ただし、先述の通り、平成28年度(2016年度)から年2回の試験実施となっとなり、合格率も例年より高かったことから、今後も年度における合格率は増加するのではと予想されます。

保育士試験に短期間で合格する勉強法

保育士試験に短期合格する勉強法
通学過程に通っていても、短期で確実に合格したいなら自宅学習は欠かせません。通学・通信・独学どの勉強方法でも、筆記・実技試験の勉強でも、短期間で保育士試験への合格を目指す時に共通となる勉強のコツを紹介します。

日・週・月単位で目標を立てる

短期の目標と中長期の目標を立てることは、仕事や勉強を進める上でとても大切。保育士試験への合格というゴールがある勉強でも同様です。日・週・月単位で目標を立てて、「今日は何を勉強すればよいのか」「今週はどこまで進められればいいのか」「今月はどの勉強をどこまで終わらせるのか」を決めておきましょう。
とくに独学の場合、計画段階から完全にフリーです。この3日は暗記強化期間、その後の1週間は問題集をひたすら解く期間のように、短期スパンで学習計画を立てて実行していくと、小さな達成感が積み上がり、次第に自信につながるのでオススメです。

保育士試験の一発合格を目指すなら

保育士試験 一発合格のコツ
保育士試験の一発合格は、なかなか難関という点がお分かりいただけたと思います。しかし、絶対無理ということはありません。試験に一発合格している人が一定数いるのも事実です。着実に知識を身につけ、試験対策をしていくことで一発合格は十分視野に入ってきます。「自分には無理かも…」と諦める前に、まずはチャレンジしてみましょう!

保育士試験 一発合格の分かれ目

一発合格は、「効率的に勉強できるかどうか」にかかってきます。科目数が多いため、全ての勉強を試験日までに終わらせて、かつ、最初に覚えたことを忘れてしまうことのないような対策が必要です。そのためには、効率的な学習が不可欠。とくに仕事を持ちながら保育士試験を受験する人は、勉強に割ける時間がどうしても少なくなってしまいます。短期間かつ短時間で勉強が完了するよう、スケジュールを立てて着実に進めていく必要があります。
参考に、独学で一発合格した方の体験記がありましたので、ご紹介します。

試験1ヶ月前から勉強開始で合格
試験の約1ヶ月前から本格的に勉強を開始。毎日家に缶詰で、1日平均6時間ほど勉強してました。初めの1週間はひたすら読む読む読むで、テキストを3周。残りの3週間は問題演習。過去問3年分を2周と、他の年2、3年分の問題を解きました。勉強時間は、1日6時間×30日で180時間。それ以前にテキストを読んでいた分も合わせれば、計200~250時間くらいだと思います。個人差はあれ、300時間も勉強すれば、かなり安定して合格圏の点数が取れるのではないでしょうか。
◆引用元:保育士試験合格の秘訣(半年・独学・一発)
ネット・スマホを駆使して効率化
勉強法もノートにまとめるのは時間の無駄っ ひたすらテキストをパラパラ読む→テキストの単元まとめの問題を解く→わからないところを調べる→もう一回解く の繰り返し 暗記はネットで、誰かしら語呂合わせで面白いものを作ってくれているので覚えるべきものは全てこの語呂合わせ&こじつけで覚えました(中略)片手にペン、片手にスマホ、お膝にテキスト 時間の無駄なく勉強できるってスゴイ
◆引用元:再現弁当☆保育士raharahaの日記♪

保育士試験の対策講座を活用する!

「効率的な勉強」の大切さを認識していても、仕事や家事・育児と並行しながら独学でその勉強方法を編み出していくのは、とても気力・体力がいりますよね。
そこで役立つのが、保育士資格試験の対策講座です。通信・通学ともに独自の強みを持つ保育士試験対策講座は、全国的にたくさんあります。例えば、合格率が全国平均の約3倍の四谷学院、合格者数が多くCMでも有名なユーキャン、合格保証制度があるヒューマンアカデミー「たのまな」など。
自力では限界がある「効率的な学習方法」や「試験対策」をプロから伝授してもらえるため、一発合格への近道になるでしょう。講座によっては、短期集中・土日開講など融通のきく所もあります。あなたにピッタリな講座を見つけるため、まずはしっかり情報収集してみましょう。

ユーキャン、たのまなの保育士講座について興味のある方は以下より、講座詳細をご覧ください。

保育士試験の概要

保育士試験の概要を知りたいかたは、こちらに情報がまとまっていますのでご覧ください。

難関試験『保育士試験』の概要・合格のコツ・傾向

2017.09.14

まとめ

保育士一発合格まとめ
保育士試験は、合格率が低く、一発合格が難しいことは事実です。
ですが、各科目自体の難易度は決して高すぎるわけではありません。しっかり計画を立てて効率的に勉強を進めていけば、一発合格は見えてきます。

費用をかけずに自力で合格を目指すのも大切ですが、専門の対策講座を受講することも選択肢に入れてみてください。一緒に励まし合う仲間が見つかったり、直前セミナーで勉強の総仕上げができたり、独学では得られないメリットもたくさんあるでしょう。

また講座によって特徴があります。
スマホで学習ができたり、費用の安さをウリにしていたり・・。

こちらから、各講座の資料を無料で一括請求できますので、ご自身に合う講座を比較検討してみてくださいね。

参考サイト

厚生労働省「保育士試験」(2016年6月16日,http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/hoikushi/)
厚生労働省「保育士試験の概要」(2016年6月16日,http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/0000088256.pdf)
厚生労働省「保育士試験の実施状況(平成27年度)」(2016年6月16日,http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/hoikushi/dl/ichiran.pdf)
厚生労働省「保育士試験の実施状況(平成27年度):筆記・実技試験別の受験者数・合格者数・合格率」(2017年8月1日,http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/0000125008.pdf)
厚生労働省「保育士試験の実施状況(平成28年度)」(2017年8月1日,http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/shikenkekka.pdf)
全国保育士養成協議会「保育士試験を受ける方へ」(2016年6月16日,https://www.hoyokyo.or.jp/exam/)

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