未経験でも取得可能な資格はある?代表格3つを厳選紹介

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転職活動をするときには、資格を取得することで、スキルのレベルをアピールするのもひとつの手です。

転職活動においては経験が重視されることも多いですが、経験がなくとも資格を取得して新しい仕事への意欲を伝えることで、未経験の仕事にチャレンジできる可能性が広がります。

ここでは、未経験でも取得可能な資格をご紹介します。
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。

未経験でも取得できる資格はあるの?

未経験

「資格取得」というと、経験者が実績を証明するためのものという印象をもっている方もいるのではないでしょうか。

実際には、未経験の方が就きたい職業のために、取得を目指すケースも多くあります。

また、未経験であってもしっかり学べば、資格取得は可能です。

年齢制限や経歴の制限もなく、未経験から取得が目指せる資格もありますので、必ずしも専門の学習経験がないと資格が取得できないということはありません。

資格を取得すると、業務の基礎知識を身につけられるため、スキルを証明したい方やこれから新しい職種にチャレンジしたいと考えている人の後押しにもなるでしょう。

ここから先は、未経験でも取得できる資格として代表的かつ人気の高い資格を3つ紹介します。

女性人気No.1!未経験からチャレンジできる「医療事務」

医療事務 未経験

「生涯学習のユーキャン」が発表している年間人気講座ランキング(2019年版)によれば、「医療事務」は人気No.1の資格。
とくに女性に人気が高いことが謳われています。

◆参考:U-CAN 生涯学習のユーキャン「人気講座ランキングTOP30【ユーキャン】」

医療事務が人気の秘密は、

・全国どこにでも働き口があること
・医療機関は景気に左右されにくいこと
・シフト制が多いので時間の調整が効くこと
・フルタイム、パートタイム、時短など勤務形態を選べること
・年齢問わず働けること
・職場には女性が多く、育児に理解を示してくれる環境がある可能性が高いこと

などが挙げられます。

未経験OKの求人もありますが、就職の際には資格を持っている方が採用に有利に働く可能性があります。

総合病院など規模が比較的大きめの病院に就職を考えている場合は、資格の有無が重視されることもありますので、取得しておいた方がベターです。

医療事務資格の代表格3選

医療事務の資格は、現状民間資格のみの認定となっています。
多種多様な資格が展開されているため、その種類は80種類以上といわれています。

そこで、「最低限この3つだけ押さえておけば大丈夫」という資格を紹介します。

医療事務認定実務者

医療事務の入門的な資格。
学科や実技試験をメインに、接遇やマナー、診療報酬に関する知識を問います。

医療事務認定実務者 試験概要
□ 受験資格:なし
□ 受験費用:
一般受験 5,000円(税込)
団体受験 4,500円(税込)
□ 受験科目:
学科/接遇とマナーに関する知識・医療機関における各種制度に関する知識・医療事務業務に関する知識・診療報酬請求に関する知識
実技/レセプト作成
□ 出題形式:マークシート

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)

専門学校、短大、大学などの教育機関が団体受験を行うこともあり、医療事務の試験としては最大規模を誇る資格です。

患者のニーズに応えるサービスを提供できる技能を証明するべく、試験では診療報酬請求に関する技能や窓口業務での接遇も問われます。

医療事務技能審査試験 概要
□ 受験資格:なし
□ 受験費用:7,500円(税込)
□ 受験科目:実技(患者接遇、診療報酬請求事務、診療報酬明細書点検)、学科(医療事務知識)
□ 出題形式:記述問題、多肢選択問題

診療報酬請求事務能力認定試験

医療事務の資格の中でも最難関と呼ばれる「診療報酬請求事務能力認定試験」。

医療事務の仕事内容で最も重要といわれる診療報酬請求事務に関するスキルを磨ける資格です。

高度な診療報酬請求事務能力を有することが証明されますので、大手の病院などに就職したい人は取得しておくとアピールポイントになるかもしれません。

医療事務資格の難易度

医療事務資格の難易度は認定元の資格によって異なります。

一概に難易度の高さをまとめることは困難ですが、目安として、先に挙げた医療事務認定実務者の合格率を見ると概ね60%~80%を記録しているようです。

◆参考:診療報酬資格認定全国医療福祉教育協会「医療事務認定実務者試験」

反対に、最難関といわれる診療報酬請求事務能力認定試験の平均合格率は30.3%。

◆参考:公益財団法人日本医療保険事務協会「試験実績」

難易度が高いといわれている資格と比較的やさしめの資格では、合格率に約50%もの差があることがわかります。

「介護職員初任者研修」は介護の入門資格!未経験でも安心して受講できる

車椅子

介護系資格のなかでも、未経験として勉強を始めるのにぴったりなのは「介護職員初任者研修」でしょう。

介護職員初任者研修は、2013年以前の「ホームヘルパー2級」にあたる資格です。

介護職員初任者研修は介護職の入門として考えられている資格です。

介護に関する最低限の知識と技術を身につけ、基本的な介護業務を行えるようになることを目指します。

その後のステップアップ的な資格である「介護福祉士」を取得するためには、「介護職員初任者研修(130時間)」と「実務者研修(320時間)」の修了・実務経験3年以上が必要です。

介護業界は深刻な人手不足に見舞われている業界ですので、人材ニーズは高いといえます。

そのため未経験者でも比較的参入しやすく、受け入れの間口も広いといえるでしょう。

介護職員初任者研修を取得するには?

介護職員初任者研修を修了するには講座を開講しているスクールに申し込んで講座を受講する必要があります。

自宅学習とスクーリングで知識を備えていく方法が一般的で、最後に各スクールによる修了試験に合格すると資格を取得できます。

介護職員初任者研修の難易度はやさしめ

介護職員初任者研修の修了試験の合格率は非公表となっており、正確な合格率を知ることはできません。

修了試験の提供は各スクールによるため、一律となる試験がないことが原因だと考えられます。

とはいえ、主要な介護系のスクールを見ると介護職員初任者研修の難易度はやさしめと評されているのが一般的です。

もれなく授業を受講し、きちんと勉強したうえで受験すれば合格は難しくないレベルであるという見方が多いようです。

自宅で開業も可能!ネイル好きは「ネイリスト」の資格に挑戦

ネイリスト 未経験

「ネイリスト」もまた未経験から取得可能な資格です。

ネイリストになるには資格の取得は必須ではありませんが、就職に繋がりやすくなったり、施術の基本が学べるので、後々のことを考えると取得しておくことがオススメです。

また、ネイルサロンは初期投資もそれほどかからないといわれているため、必要最低限の器具さえ揃えられれば自宅で開業することも可能です。

ネイリストを目指せる2大資格

ネイリストの資格は数多くありますが、以下の資格がとくに人気が高いといわれています。

JNECネイリスト技能検定試験

1997年から始まった検定試験。
等級は1級・2級・3級とあり、飛び級は不可となっています。

1級の合格率は低いため、1級を取得するとネイリストとして高いレベルの技能を備えていることが証明されます。

JNECネイリスト技能検定試験 概要
□ 受験資格:
3級 義務教育を修了している人であれば誰でも受験可能
2級 3級所持者
1級 2級所持者
□ 受験費用:
3級 6,600円(税込)
2級 8,800円(税込)
1級 11,000円(税込)
□ 試験科目:筆記・実技(1~3級)
□ 試験日:年4回(春期・夏期・秋期・冬期)※1級のみ春期・秋期の年2回
□ 申込み方法:日本ネイリスト検定試験センター公式ホームページもしくは郵便振込用紙にて申込み

JNAジェルネイル技能検定試験

「JNAジェルネイル技能検定試験」は、文字通りジェルネイルとネイルケアに関する技術や知識を専門とする資格です。

等級は上から順に上級・中級・初級となっており、飛び級はできません。
上級を取得するとジェルネイルの「スペシャリスト」として認められます。

JNAジェルネイル技能検定試験 概要
□ 受験資格:
初級 義務教育を修了している人であれば誰でも受験可能
中級 初級所持者
上級 中級所持者
□ 受験費用:
初級 9,720円 (税込)
中級 12,960円 (税込)
上級 16,200円 (税込)
□ 試験科目:筆記と実技(初~上級)
□ 試験日:NPO法人日本ネイリスト協会ホームページ等にて発表
□ 申込み方法:NPO法人日本ネイリスト協会ホームページから申込み
□ 試験会場:札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、JNA認定校など

ネイリスト資格の難易度

先に紹介した資格のうち、JNECネイリスト技能検定は等級ごとに合格率を発表していますが、JNAジェルネイル技能検定試験の合格率は非公開となっています。

参考までにJNECネイリスト技能検定の2018年秋期試験の合格率を見ると、
・1級 42.8%
・2級 52.9%
・3級 91.9%
となっています。

3級は初心者向けの等級であることが予想されるため、未経験からネイルを学び始めた人も多く受験していると考えられます。

そのため、ネイリストの資格として代表的なJNECネイリスト技能検定3級の場合でいえば、未経験であっても充分に合格可能なレベルの資格だといえるでしょう。

資格取得を目指す!勉強方法は通信・通学・独学

資格取得 通信 通学 独学

資格の勉強がはじめての未経験者は、どんな方法で勉強を進めたらよいのか迷ってしまうかもしれませんね。

資格を取得するにあたり、勉強方法は主に3つあります。

・通信講座
・通学講座
・独学

自分に合った勉強方法を選ぶことがベストですが、資格の勉強が未経験の場合は、それぞれどんなメリットやデメリットがあるのか気になるでしょう。

そこで以下の点を参考にしてみてください。

通信講座

通信講座で勉強するメリットは、なんといっても自分の都合に合わせて勉強を進められること。
社会人や主婦など忙しい時間の合間を縫って勉強したい人にはぴったりです。

また、通学講座に比べると費用を安く済ませられる点も利点です。

デメリットとしては、時間や学習計画はすべて自分で管理する必要があるため、自己管理に自信がない人は不安を覚えるかもしれません。

通学講座

通学講座のメリットは、自分と同じ目標をもつ仲間と学べる環境があることです。
一人の学習だとどうしてもモチベーションを保つのが難しくなりますが、いつでも相談できる仲間がいれば励みになります。

また、プロの講師による授業をリアルタイムで受けられるのでわからないことはすぐに質問もできます。

就職先を紹介してくれる制度が整っているスクールも多いため、就職支援を受けたい人には向いているでしょう。

デメリットとしては、時間の拘束が多いことから仕事と勉強の両立が難しいことが挙げられます。

受講費用が通信講座や独学と比べると高くなる傾向がありますので、受講申し込みの際は経済的に余裕がある状態が望ましいです。

独学

通信講座のメリットと似通いますが、やはり自分の好きなタイミングや都合に合わせて学習を進められる点がメリットです。

あらかじめ作られたカリキュラムを基にするのではなく、自分独自の方法で学習計画を立てたい人にも独学は向いています。
計画性のある人は独学を続けられる可能性が高いでしょう。

また、通信講座や通学講座と比べると、教材費を格段に安く済ませられるのも魅力です。

スクールによっては通信講座でも仲間を見つけられる環境がありますが、独学の場合はセミナーに出向いたり、SNSを使わないと仲間を見つけられないことがデメリット。
一人だけの学習に不安や孤独感を覚えたときの対処法を見つけることが肝心かもしれません。

通信講座によっては、カリキュラムの中にスクーリングを設けているものもありますが、独学の場合は実技を学べる機会も自分で探す必要があります。
よって、実技の学習にはどうしても苦労してしまう面はあるかもしれません。

まとめ

まとめ
その人がどのようなスキルや知識をもっているのかは、なかなか見えづらいものです。
しかし、資格を取得することで、もっている知識は目に見えるようになるのではないでしょうか。

紹介してきた未経験でも取得できる資格は、働きながらでも、子育てをしながらでも習得しやすく、転職にも役立つかもしれません。

転職を考えている人や新しいことにチャレンジをしたいと考えている人は、しっかり学んで受験してみましょう。

参考サイト


日本ホームヘルパー協会「訪問介護員の養成とスキルアップ」(2017年11月13日,https://nihonhelper.sharepoint.com/Pages/yousei.aspx)
公益財団法人日本医療保険事務協会(2019年1月11日,http://www.shaho.co.jp/iryojimu/guidance02/
http://www.shaho.co.jp/iryojimu/exam/records.php)
医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)「試験概要」(2019年1月11日,http://www.jme.or.jp/exam/mc/outline.html)

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