「資格を取ろうと思っているけど、キャリアアップに役立つ資格って何があるのかな?」
とお悩みの方もいらっしゃると思います。
今回は、キャリアアップに役立つ資格を知りたい女性のために、資格を取得する前に押さえておきたいポイントをご紹介します。
資格取得を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
なんとなく”資格”を取ろうとしていない?

漠然と「資格があるとよいのかな?」と考えて、資格に興味をもった方も多いと思います。
しかし、資格取得は「ゴール」ではなく、あくまで通過点です。
資格を取得する前に、目的を明確にし、キャリアプランやライフプランをしっかりと考えることが重要!
資格取得の目的を明確にしよう
今の自分に不足しているスキルを磨きたい場合には、スペシャリストを目指す専門的な資格の取得を目標にしましょう。
今後のキャリアに役立てたい場合には、専門的な資格を取得しながら、徐々にスキルの幅を広げたりマネジメントに関する資格を取得していくケースも多くあります。
資格取得の目標を明確にし、資格を絞り込むことが大切です。
資格を取得する前にキャリアプランを考えて!
資格を取得する前にキャリアプランをしっかりと考えないと、せっかく資格を取得しても将来の選択肢を広げることはできません。
キャリアプランを立てるときには、「『スペシャリスト』と『ゼネラリスト』、どちらの道を歩みたいのか(=どんなキャリア形成を望んでいるのか)」が大きなポイントとなってきます。
スペシャリストとは、専門性を高めた人材のことです。
それに対してゼネラリストは、分野にとらわれることなく、色んな業務を担当し調整や総括を担う人材のことです。
たとえば、事務職の場合には財務・法務・人事系の資格を取得してステップアップを目指すこともできますし、人事の方が総務に関連する資格を取得して、職種が変わっても必要とされる「スキルセット」を身につけられます。
また、女性のライフプランは、結婚や妊娠・出産そして介護などを機に、大幅に変更されることはよくある話ですよね。
キャリアプランを考える際には、ライフプランもあわせて考えてみることが重要です。
ライフプランの変化に合わせて柔軟な対応が取れるように、選択肢が広がるキャリアプランを考えてみましょう。
キャリアアップに役立つ資格を選ぶコツ
キャリアアップに役立つ資格を選ぶために、押さえておきたいポイントをご紹介します。
職種を問わない資格
どんな職でも活用することができるのが、「普通自動車運転免許証」や「ビジネス実務マナー検定」です。
Word・Excel・PowerPointなどの基本的なPCスキルを証明する「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」なども、職種を問わずに活用することができる資格といえます。
それに加えて、実務に直結する資格を所持していることで、スキルを証明することが可能です。
スペシャリストを目指す場合
ひとつの専門分野について深く追求していきたい方は、スペシャリストを目指して、テクニカルスキルを磨いていきます。
人事の場合、2016年に国家資格になった「キャリアコンサルタント」や、「社会保険労務士」などがあげられます。
ゼネラリストを目指す場合
ゼネラリストの能力は、マネジメント層に求められやすい能力といえます。
また、専門的な知識や技術だけではなく、調整能力やコミュニケーション能力も求められます。
人事の場合、法務にも関係する「衛生管理者」は、職場の人数によって選任が必要な管理者数が定められているのでキャリアアップに向く資格といえるでしょう。
さらにいうなら、「個人情報保護士」は、人事だけではなく総務や営業など、多彩な職種で必要とされる資格です。
転職を見据えた場合
「キャリアとしてはスペシャリストを目指したいけれども、産後の職場復帰がうまくいかない先輩が多い」
という職場の場合には、転職を視野に入れた資格取得が重要なポイントになります。
たとえば、英語ができることで実務にいかすだけではなく、外資系企業を選択肢に入れることができるようになりますよね。
また、スペシャリストとしての資格は実務経験を問われるケースが多くありますが、宅地建物取引士のような国家資格や、医療事務のようにニーズが高い資格は実務経験を問わない求人も多く見つかります。
「未経験歓迎」の求人であっても、ただ資格を所有しているだけでは採用につながらないケースも多くあります。
そこで、資格に関係する経験をアピールすることが大切です。
たとえば、営業職で個人情報保護士を取得して、法務や人事への転職を考えたい場合には、資格の取得だけではなく顧客情報を扱った経験などをアピールできます。
重要なのは、「必要とされる人材になる」ことです。
資格取得でスキルアップをし、自分の強みをつくりましょう。
取得した資格は最大限活かそう!

せっかく資格を取得したとしても、活用することができなければ意味がありません。
「取得した資格を活かせるか」は、その後の行動にかかっているのです。
たとえTOEICのスコアが900点を超えたとしても、日常的に英語を必要としない職場ではあまり意味がありませんよね。
その場合は、英語を必要とする職場に転職したり異動したりすることで、資格を活かして働くことができます。
資格を活かすためにも、自分に合った資格をしっかりと選び、キャリアプランに沿ってステップアップしていくことが重要なのです。
まとめ
キャリアにはふた通りあり、スペシャリストを目指す場合とゼネラリストを目指す場合では、同じ職種でも取得する資格が異なります。
資格取得の目的を明確にし、ライフプランとキャリアプランをしっかりと考えることで、本当に必要な資格を見つけるための基準を作ることができるでしょう。
皆さんもぜひ、運命の資格に出会うために、自分と向き合ってみてくださいね。
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参考サイト
マイクロソフト オフィス スペシャリスト「 MOSとは 」(2017年11月17日,http://mos.odyssey-com.co.jp/outline/)
公益財団法人 実務技能検定協会「ビジネスマナー検定」(2017年11月17日,http://jitsumu-kentei.jp/BZ/index)
全日本情報学習振興協会「個人情報保護士認定試験」(2017年11月17日,http://www.joho-gakushu.or.jp/piip/piip.html)
JCDA「キャリアコンサルタント試験」(2017年11月17日,https://www.jcda-careerex.org/)
公益社団法人労務管理教育センター「衛生管理者とは」(2017年11月17日,https://www.roukan.or.jp/eisei3.html)