「職場は子育て中であることを理解してくれてはいるけど、子どもが熱を出すたびおやすみするのは申し訳ない。夫も頼めば協力してくれるだろうけど、なんだかいい出しづらい・・・」
そんな状態で悩んではいませんか?
育児のストレスは、
「こんなことでストレスを感じているのは母親失格なのでは?」
「ストレスと思ったらいけないのかも」
と思ってしまい、なかなか人にも相談できないものです。
そんな本当につらい育児ストレスに悩まされている方に、ストレスをうまく解消するコツをご紹介します!
育児ストレスが爆発!私が限界を感じたとき
2歳差、3歳差で3男児をもつ私は、2人目を出産したころ育児ストレスが溜まって爆発しました。
そのころに感じていたストレスは以下の3つにわけられます。
「母親の責任」という重圧
うまくいえずに溜め込む「お願い」
忙しくて分からないストレス発散の方法とタイミング
どれも、後から振り返ったときに「ここにストレスを感じていたんだな」と思えたものです。
今つらさを感じている方は、自分と同じストレスはないかチェックしてみてください。
「母親の責任」という重圧
どんなに気をつけていても、子どもは風邪をひくときはひきます。
保育園や幼稚園などに通っていればなおさら、流行り病にかかる確率も高くなり、一度も熱を出さない子はほとんどいません。
それでも、風邪をひけば「母親である私がきちんと対策してあげられてなかったからではないか」と思ってしまう。
インフルエンザやノロなどにかかれば「手洗いうがいの徹底ができていなかった私の責任ではないか」と悩むなど、勝手に重圧を感じてしまってはいませんか?
私も子どもを病院に連れて行くときに「こんなに鼻水が出ている!なんて母親だ」と思われているのではないかとビクビクしていた時期があります。
「母親なのに」「ママなんだから」という言葉で自分を追い込んでしまうのは、大きなストレスとなってしまいます。
夫にうまくいえずに溜め込む「お願い」
今ならいくらでもいえるのですが、当時はちょっとしたお願いすら夫にできず、勝手に溜め込んではストレスを感じていました。
「仕事が今忙しくて、子どもを保育園に送ってもらえると助かるんだけど・・・」という少し勇気のいるお願いはもちろん、「オムツを変えてあげて」「靴下はかせてくれる?」という小さなお願いすらできないと、自分をどんどん追い込んでしまうことに。
我慢に我慢を重ねるから、つい口をついて出たときには怒っているような口調になってしまったり、「どうして気づいて自分からやってくれないの」とイライラしたりしがちです。
夫にどうお願いしたらいいかわからないときには、カンタンなことから頼んでみればいいことに気がつくまで私は3年くらいかかりました。
忙しくて分からないストレス発散の方法とタイミング
育児中は、ストレスが溜まっていることにすら気がつけないケースも多く、私の周りでも「それストレス溜まっているんだよ!」といわれるまで分からなかったというママもたくさんいます。
ただ、ストレスが溜まっていると気がつけても、忙しさのあまり発散する方法やタイミングがわからないという声も同じくらい聞こえてきます。
ストレス発散の方法は人によって異なるため、自分はどんなことでストレスが発散されるのかを見つけることが先決です。
「やってみたいな」と思うことがあったら、それがストレス発散につながる可能性が高いので、まずはチャレンジしてみるようにしましょう。
私は、カラオケに行くのがストレス発散でした。
キッズルームのあるカラオケに行って、子どもを遊ばせつつ1時間くらい、音を小さめにして歌うだけでもかなりストレスが解消されたものです。
今では、子どもを夫に預けて友だちと飲みに行くこともあって、適度にストレスを発散できています。
ストレスを感じている原因と解消のコツ

私が感じていたストレスをお伝えしてきましたが、多くのママがストレスを感じている原因は、以下の4つにあるのではないでしょうか。
原因が分かれば対処法も見えてくるので、思い当たるものはないか見ていきましょう。
原因別のストレス解消のコツもご紹介しているので、「コレコレ!」というストレスの原因があった方は、あわせてチェックしてみてくださいね。
心の声とうまく向き合えていない
自分の心の声は正直です。
ただ、その声にうまく向き合えていないと「本当はこう思っているけど、きっとこうしたほうがいいのだろう」「フツウのママならこうするんだろうな」と余計な考えに引きずられてしまいがちに・・・。
すると、自分の意図とは異なる行動を取ることになり、ストレスが膨らんでいくことにつながります。
心の声にはなるべく正直に向き合うようにしましょう。
見えないほかの家の事情
ほかの家の事情は、とても気になるのに本当の姿は見えてきません。
インターネット上にアップされているものを見るとどの家もキラキラして見えて、「私はこんなにできていない」と悩みが深刻化してしまうものです。
でも実は、「私は完璧にできている」と思って過ごしている人はほとんどいません。
オシャレな手作りお菓子をアップしていても写真に写っていないところでは、お子さんがぐちゃぐちゃにしながら食べていたり、いつも家に行くとキレイにしているように見えるお家も、ママが疲れているときには洋服が散乱していたりする可能性もあります。
よそはよそ、うちはうちです。
見えないほかの家の本当の事情にモヤモヤするのではなく、自分なりにどこに基準をおくかを考えて情報に振り回されないようにしましょう。
なぜか認められない自分の頑張り
たとえば、自分と同じように共働きだけどワンオペ育児で頑張るママがいたら「十分頑張っているよ」と励ましてあげますよね。
でも、自分のことになると突然「頑張れてなんかいない」と思い込んでいませんか?
自分の頑張りを認めるのは難しく、それがさらなるストレスを招いてしまいます。
自分が頑張っていると思えないときには、同じ状況のママがいたら、自分がどう思うかを考えてみましょう。
きっと「すごく頑張っているな」と思えるはずですよ。
予想外のことが多い子育て
子育てはとにかく予想外のことのオンパレードです。
一生懸命作ったご飯をおいしく食べてくれるかなと思ったら子どもが寝てしまったり、お皿をひっくり返して食べられなくなってしまったりなどはよくある話です。
また、週の予定が詰まっていたのに、子どもが熱を出してすべてリスケになることもしょっちゅう。
「子育ては予想がつかないからおもしろい」のですが、やはり一分一秒も無駄にできないなかでやりくりしているワーキングマザーにとっては、それがストレスになります。
予想外のことが起こることを忘れずに、できるだけ余裕をもったスケジュールの組み方や心構えのもとで過ごしていくようにするとストレスも減っていきます。
ただ、ストレスは0にはならないので、解消する方法もしっかり押さえておくのがオススメです。
ストレス解消に役立つポイント

ストレス解消のコツに加えたいポイントは、助けを求めることです。
まずは、一番身近にいる「夫=パパ」の助けを借りられるようにするのが、ストレス解消のポイントとなります。
周りの先輩ママたちが口をそろえていっていた
「女性なら気がつくことを、本当に男性は気がつけない。だから、いわないとやってくれないけど、いえばやってくれることが多いよ」
ということ。
実際に、「やってほしいけど、お願いするのも面倒だから自分でやっちゃおう」とひとりストレスを感じながら奮闘していたことを、どんどんパパに頼むようにしたら、自分からやってくれるようになりました。
「何をしたらいいかわからないから、下手に手を出すよりは何もしないほうがいいだろう」と思っているパパは多いようです。
ちょっと勇気を出してお願いしてみましょう。
また、体調や精神的につらいときにも、できればつらいことを伝えて、少しの間子どもを見てもらうのもオススメですよ。
ただ、突然ふたりきりにすると、パパも戸惑ってしまい本当にただ見ているだけになって「頼むんじゃなかった・・・」ということになりがちです。
ふたりで過ごしてもらっても問題ないようにするには、普段からパパにあれこれお願いして徐々にならしていくことが大切です。
子どもから離れて自分だけの時間を作るためのステップだと思って、こまめに助けを求めるようにしてみてくださいね。
まとめ

子どもは可愛いけど、毎日忙しく過ごしているとどうしてもストレスは溜まるものです。
育児でストレスを感じるからといって、ダメな母なわけではありません。
イライラして子どもに当たってしまって自己嫌悪に陥る前に、パパに助けを求めて、ストレスをうまく解消していくようにしましょう!