産後すんなり体型が戻った!私が実践した3つのこと

産後 体型戻し 実践方法 効果

妊娠中の方、いつかは子どもを生みたいと考えている方で、
「産後体型は戻るの?」
「出産して体型が変わり果てたらどうしよう」
などの悩みや不安がある方は多いのではないでしょうか。

ママになってもいつまでも女性らしく美しくいたいものですよね。
第一子の産後すぐに体型が戻った私の経験をもとに「産後の体型を戻す方法」についてご紹介したいと思います。

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産前レッスンのおかげで、2ヶ月で体型が元通りに!

産後レッスンのおかげで、2ヶ月で体型が元通りに!
私は産後、比較的すんなり体型は元に戻りました。

すぐに体型を戻すために「産後何か特別なことをしたのでは?」と思われる方もいらっしゃるのでは、と思います。

でも実際には、はじめての育児に追われ、特別なケアをする余裕はありませんでした。
そんな私が実践したことは、

妊娠中の体重管理

骨盤ベルトの使用

授乳

以上の3つの方法だけです。

はじめての出産・育児ということもあり、私は妊娠中に助産師さんによる産前レッスンを受けました。
そこで、妊娠中の体重管理と母乳育児が赤ちゃんにとってもママにとっても重要であることを教わったのです。

私の場合、産前レッスンのときに「妊娠中に増えていい体重量は10kgまで」と助産師さんにいわれました。

でも、妊娠中はどうしても食欲が増えるもの。
「食べた分は消費しよう」と妊娠後期では毎日2時間以上歩くようにして体重の増加を抑えました。

「どのような骨盤ベルトを選ぶべきか」ということや装着方法などは産前レッスンで助産師さんから教わっていたのでスムーズに使うことができました。

さらに、授乳することによって産後2ヶ月ほどで体型が元通りに!

出産直後はお腹の皮膚がブヨブヨになっていて「このまま戻らなかったらどうしよう・・・」と焦りましたが、気づいたら皮膚の伸びもなくなっていました。

「妊娠中の体重管理」「骨盤ベルトの使用」「授乳」はなぜ重要?

「妊娠中の体重管理」「授乳」「骨盤ベルトの使用」はなぜ重要?

私が実践した3つの方法がなぜ重要なのか、私なりに考察してみました。

妊娠中の体重管理

産後スムーズに体型を戻すには、妊娠期間中の体重管理が重要なのではないかと思っています。
「体型を戻すには妊娠中の体重増加は少なければ少ない方がいい」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。

厚生労働省の発表によると、体重増加が少なすぎると低出生体重児分娩や流産、早産のリスクが高まるそうなので、妊娠中に無理なダイエットはしないようにしてくださいね。

厚生労働省は妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)予防の観点から、妊娠中の適切な体重増加量の基準値を設けています。妊娠全期間をとおしての推奨体重増加量は、以下が基準です。

「低体重(やせ)」の場合:9~12kg

「ふつう」の場合:7~12kg

「肥満」の場合:目安として5kg

ここでいう低体重(やせ)とはBMIが18.5未満、ふつうはBMIが18.5以上25未満、肥満がBMI25以上です。

肥満に関しては、個別に対応していくことを推奨しています。

厚生労働省が推奨している体重増加量をもとに体重管理を行いましょう。

◆参考:厚生労働省「妊娠期の至適体重増加チャート」について

骨盤ベルトの使用

骨盤は私たちの重い上半身を支える非常に大きくて丈夫な骨格です。
しかし、妊娠と出産によって、骨盤は大きく広がった状態になってしまいます。

出産間近の妊婦さんは後ろから見ても妊婦であることがわかるほど、腰からおしりにかけて大きく見えるのはこのためです。

そんな広がりきった骨盤を元の形に戻すには、骨盤ベルトの使用がオススメです。
骨盤の形の戻りが早くなることが期待できます。

授乳

授乳は、赤ちゃんだけでなくママにも多くの利点があることをご存じでしょうか。

アメリカ小児科学会が発表している「母乳と母乳育児に関する方針宣言2005年改訂版」では、授乳による健康上のメリットとして以下の項目が挙げられています。

オキシトシン濃度の増加に起因して産後の出血が減り子宮復古が早められる

授乳性の無月経のため月経で失われる血液が減り、出産間隔が空く

妊娠前の体重に早く戻る

乳癌のリスクが減る

卵巣癌のリスクが減る

閉経後の大腿骨頚部骨折や骨粗しょう症が減る可能性がある

母乳をあげると体型が早く戻るだけではなく、さまざまなメリットが期待できるのです。

◆参考:アメリカ小児科学会「母乳と母乳育児に関する方針宣言」2005年改訂版

産後ケアには事前準備が大切

産後ケアには事前準備が大切

産後の体型を戻すうえで重要なのは「事前にどれだけ正確な情報を集め準備しておけるか」ということだと私は思います。
産後は、育児に追われ、自分の体型を気にする余裕すらありません。
気づいた頃には手遅れということもありえますよね。

そこで産後に慌てなくてよいように、妊娠する前あるいは妊娠中から事前準備をしておきましょう。
私のように産前レッスンに通う方法もありますが、産後ケアに関連する資格を取得して勉強するという選択肢もあります。

ここでは、自分の産後ケアにも役立つふたつの資格をご紹介するので、参考にしてみてくださいね。

産後ドゥーラ

産後ドゥーラとは、産後のママをサポートする資格です。

海外では助産師に近い職種として地位が確立しています。
育児のサポートだけではなく、ママ自身のケアをするための知識・ノウハウを学ぶことができます。

資格取得後は産後ドゥーラとして開業したり、保育に関する仕事に就いたり、産後ケアセンターや母子デイケアで働いたりできるのです。

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産後ケアリスト

産後ケアリストとは、産後のママに育児のアドバイスや心身のケアを行っていく専門家のことです。

産後ケアリスト資格は、入門編の「2級」からスタートし、応用編の「1級」へと段階的に知識を身につけていきます。
妊娠から出産までの基礎知識や赤ちゃんのお世話の方法、食事の作り方など、育児に必要な知識を学べるので新米ママにはうれしいですね。

資格取得後はサロンを開いたり、セラピーの現場で育児のアドバイスを行ったり、産後ケアセンターで働いたりできます。

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まとめ

まとめ

私の場合は、「妊娠中の体重管理」「授乳」「骨盤ベルトの使用」の3つの方法が、産後の体型戻しに役立ちました。
でも、もし妊娠中に正確な情報を集めずにいたら、いまだに体型は戻っていなかったかもしれません。

みなさんも妊娠する前、あるいは妊娠中にできるだけ妊娠・出産・産後に関する正しい知識を身につけて事前準備をしておきましょう。
正しい知識の習得には、産後ケアに関連する資格の取得が役立つかもしれません。

産後、スムーズに体型が戻るといいですね!

参考サイト

厚生労働省「妊娠期の至適体重増加チャートについて」(2017年12月12日,http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3a4.pdf)
アメリカ小児科学会「母乳と母乳育児に関する方針宣言2005年改訂版」(2017年12月12日,http://jalc-net.jp/dl/AAP2009-2.pdf)
早稲田大学スポーツ未来研究所「産後女性の身体状況把握及び産後運動ケア実践の提案」(2017年12月12日,https://www.waseda.jp/inst/cro/assets/uploads/2016/04/f0d04c10d8d52364f9ee19497ab725ef.pdf)

ABOUTこの記事をかいた人

1985年11月生まれのオランダ在住。薬剤師。新卒では大手化粧品メーカーの研究開発職に就き、さまざまな商品の処方開発・商品企画に携わりました。その後、結婚を機に調剤薬局へ転職し、夫の転勤でオランダへ。薬剤師の知識、化粧品会社で得た知見を活かして医療・美容・健康・海外生活など幅広いジャンルで活動しています。
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