保育士の手当を分析!資格手当などを含めた給与相場は?

保育士の給料の低さと、待遇改善の必要性が話題になっています。Twitterで「#保育士辞めたの私だ」ツイートが拡散されたり、「ベテラン保育士だけど手取り10万円強」と給与明細を公開する方がいたり、残念ながら「仕事のキツさと給料が見合わない」イメージが一般的に。今後保育士を目指したくても、収入面が心配な方は多いでしょう。そこで今回は、保育士の給料の中でも基本給とは別に支給される主要な「手当」について見ていきます。保育士の収入を左右する大切な要素なので、ぜひご覧ください。
※この記事は2017年3月21日に更新しています。

保育士の手当その1「資格手当」

保育士 資格手当

国家資格「保育士」への手当

保育士の資格手当とは、「保育士」の有資格者のための手当です。保育所やその他の施設では、保育士資格を有しない人でも「保育補助」という形で、保育に携わることもできます。そのため、国家資格である保育士資格をもつ人は、「有資格者」となり、その分の資格手当がつく場合もあるのです。
また、保育士以外の資格をもつ職種も働いている施設で「保育士であること」への手当として支給されることもあります。保育所で正規の職員として働く時も、保育士の資格手当がつくところもありますが、全ての職場でもらえるわけではありません。「資格手当がもらえるかどうか」という点を職場選びのポイントの1つにあげておくのもいいかもしれませんね。

保育士の手当その2「特殊業務手当」

保育士 特殊業務手当

行事などの特殊業務に対して支払われる手当

比較的多くの職場で支給されている手当です。手当の名称は各職場で異なりますが、これは、行事などで通常業務以外の仕事が増えた時の手当のこと。毎月のように行事がある保育所や施設では、「特殊業務手当」が手取りを左右することもあり、大切な手当です。

たとえば、運動会がある時期には、1ヶ月以上前から準備が始まります。「どんな競技をするか」「保護者をどう参加させるか」などを考えていきます。その間も通常保育はあるため、時間外に準備時間が取られることも多く、当日用の製作物も計画的に作成していかなくてはいけません。
この「特殊業務手当」も、職場によって支給のされ方は異なります。月給に含まれた状態で求人広告に記載されている場合も。
職場を選ぶ際には「特殊業務手当」がどのように支給されるのか、金額を含めしっかり確認しておくと安心です。

保育士の手当その3「賞与・特別手当」

保育士 賞与・特別手当

年収が大きく左右される手当

厚生労働省「平成28年賃金構造基本統計調査」によると、保育士の賞与または特別手当の平均額は年間で約58万8千円です。金額が大きいため、有無によって年収額にも違いがでる場合も多いでしょう。

支給は義務ではないため、賞与・特別手当の有無も、職場に事前に確認しておく必要があります。賞与がない職場では、基本給が高めに設定されていることも珍しくありません。ただ、基本給が高くても、賞与がなければ年収を見たときには、低くなってしまうことがあります。

(例)基本給の高低と賞与有無で、年収は…
◆基本給23万円、賞与なし=年収276万円
◆基本給18万円、賞与4ヶ月分=年収360万円
(※手当や控除は含めずに計算しています。)

賞与は基本給の2~4ヶ月分が目安

賞与が支給される場合、保育士の賞与は比較的安定している点が魅力です。毎年受け入れができる子どもの数が決まっているため、職場全体の収入額に大きな変化がでないことがその理由。経験年数に応じて賞与額がアップしていくことはあっても、「今年は業績がよかったら賞与も奮発する」という場合は稀です。また同時に、「今年は業績悪化のため賞与カット」という場合にもなりにくいのです。
保育士の賞与額の平均は、基本給の2~4ヶ月分ですが、職場によって幅があります。また、賞与からも健康保険、介護保険、厚生年金、所得税などの控除(天引き)が行われるため、実際の手取り額が違ってくることは覚えておきましょう。

保育士の手当を含めた給与相場

保育士 手当 給与相場
保育士がもらえる手当は、他にもいくつか考えられます。

保育士がもらえる手当の種類を知ろう!

保育士の手当の種類
□ 通勤手当:通勤にかかる費用を補助(上限がある場合が多数)
□ 住宅手当:家賃補助(上限あり)
□ 管理職手当・役職手当:役職につくことで支給される手当
□ 扶養手当:配偶者、子、親などの収入状況で支給される手当
□ 調整手当:残業代の一部として一律支給の場合や勤続年数で上がる場合など、職場の規定により様々。

保育士の手当 とくに注目したいのは…

上記の手当の支給は義務ではなく、正規職員と非正規職員で支給条件が異なる場合もあります。支給の有無や支給方法で手取り額に影響してくるため、事前に確認しておきたいところ。とくに注意したいのは、下記の2つの手当です。

住宅手当

1万円前後が多く見受けられますが、職場でなく自治体から支給がある地域もあり、環境によって様々。住居費は毎月の固定支出であり、支出の中でもかなりの割合を占めるため、もらえるに越したことはない手当です。

とくに待機児童が多い自治体では、補助を行っているケースが多く、2015年度に待機児童が625人と全国市区町村でワースト2位だった船橋市は、私立の保育士の給与を月約3万円上乗せし、借り上げ宿舎の家賃を月最大約8万円補助するなど優遇策で保育士を確保しているようです。

◆参照サイト:毎日新聞「2017年知事選/3 待機児童 保育士不足で定員割れ 給与上乗せ、自治体間で「奪い合い」 /千葉」

通勤手当

上限1万円の職場もあれば、5万円まで支給してもらえる職場も。保育士は自宅への持ち帰り仕事も多いため、職場から近いほど良いでしょうが、結婚・出産などで引っ越す場合もありますよね。手当の条件によって通勤範囲も変わってくるため、気にしておきましょう。

保育士の給料は2017年度以降に期待?

厚生労働省「平成28年賃金構造基本統計調査」によると、保育士の平均月収(基本給と諸手当、残業手当等を含む)は22.3万円です。これは、全産業と比べて10万円ほど低い水準ですが、現在、保育士の処遇改善のために国が動き出しています。財源として想定していた消費税再増税の延期が決まりましたが、予定通り2017年度から保育士の処遇改善を始める方針です。

まとめ

保育士手当まとめ

保育士のもらえる手当は様々な種類がありますが、その支給有無や支給条件は実際に働く職場によって異なります。お金だけが働く理由ではありませんが、大事なモチベーションになるのは事実。就職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔をしないためにも、職場によって異なる「手当」も、基本給や想定年収とあわせて、しっかりチェックするようにしましょう。

スキルアップ・収入アップのために、新たな資格取得を目指す保育士さんも多くいらっしゃいます。
現役保育士さんにアンケートした結果は、こちらの記事をごらんください。

現役保育士さんが回答!スキルアップにとりたい資格6選

2016.07.08

また、保育士さんの副業にぴったりな資格講座を以下から探すことができます。

参考サイト

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(2017年3月21日,http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html)
保育のお仕事(2017年3月21日,https://www.hoiku-shigoto.com/)

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